ミャンマーの花嫁

オイラんとこと、娘のとこを掛け持ちでやってくれているメイドさんが来月結婚することになった。 彼女はミャンマーからの出稼ぎのメイドさんなんだけど、今ミャンマーえらいことになってるでしょ。結婚披露宴はクーデターとは関係ないし、おめでたいことだからやればいいと思うんだけど、300人集まるというんだよね。このコロナの状況でそれだけの人間が密になるのも心配なんだけど、そんなに大勢参加するのもちょっと意外。 彼女はウチのハルキとゲンキが大好きで、仕事がオフの日でも「今日ハルキとゲンキと遊びに行ってもいいですか?」「今晩、うちに泊まらせてもいいですか?」と二人の面倒を見てくれる。普通ならオフの時間くらいやかましいわんぱく幼児たちから解放されたいだろうに全然厭わないらしい。 そして 「結婚披露宴に家族で来てもらえませんか? いつか故郷に帰って自分の結婚披露宴のビデオを見た時に、ハルキとゲンキが映っていて欲しいんです」 と言う。娘たちはソンクランに旅行を予定していたが、そこまで言われると旅程を何とかしてあげたいと考えている。今祖国は大変だけど、どうぞ末長くお幸せに。