Jalan Jalan

マレーシア、タイから発信するアジアお気楽情報サイト

Tag: ビジネス

朝日新聞デジタルによると 成長戦略会議では、テレワークに限らず、コロナに対応した「事業再構築」に関する資料も出た。中小企業の5割、大企業の3分の2が慎重だとする内容で、西村経済再生相は「もう信じられない結果だ」とした。政府の支援策を挙げながら、「もう、後戻りはできません。未来に向かって進んでいくだけですので、ぜひとも事業再構築をお願いしたい」などと、強い言葉で対応を迫った。 まだ、これだけ多くの企業経営者が 「これを乗り切れば元に戻れる」 と思っているのだろうか。DXが加速する中でまたアナログへ戻ってどうするのだろう。差が開くばかりじゃないか。 というオイラの会社もまだ半分くらい出社している(笑)。ウチの社員、ランチはみんなでぞろぞろ一緒だし、しょっちゅう会社のLINEグループで画像送りあって笑い合ってイチャイチャしているし、週末も一緒に遊んでいる。だから今日は在宅ワークだと思ってZoomに繋ぐと、オイラだけ在宅でみんなはオフィスにいるんかい!なんてこともあり、ちょっと気持ち悪い。 これはどぎゃんかせんとあかん。

コロナで商売が立ち行かなくなり事業や設備の売却を余儀なくされる人がここタイでも増えている。それをオンラインで販売する事業を始めた日本人がいるのだが、マッチングビジネスはある程度「需給」のバランスがないと成立しない。メルカリだって売りたい人と買いたい人が一定数存在するから取引が成り立つのだ。ここがチャンスと思う投資家や事業家もいるだろうが、マーケット心理はそうそう前向きにはなりにくいだろう。 リストを見てみるとなかなかエグい案件もある。ある高齢者ケアセンターは、その施設、設備を売りに出しているが、 「Sold with equipment and with 3 patients」(患者3人もお付けします) いや、患者の気持ち(笑)。

ハゲに朗報 ⁉️

「You can now get all your hair back by spraying this on your head」(さあ、これを貴方の頭にスプレーするだけでまた髪の毛が戻ってくるよ) 昨日こんな書き出しの広告メールが入った。ネット上ではオイラがどういう人間であるかという情報は丸裸。当然ハゲだということも分析されているので、こういうピンポイントの広告アプローチができる。アドテクノロジーをしっかり活用した広告運用の好例である。日系の某家電メーカーなどはいまだにオイラにヘアドライヤーの広告を送ってくるのでデジタル広告と紙のチラシの区別がついていないのがミエミエである。 で、この広告のページに飛んでみると、 う〜ん、なんか、むしろ哀しい気がする。 それによく見ると、絶対別人だろ、これ!

アジアの日本人人材

今後のプロジェクトの成り行きで、今年はまた日本人営業の採用を検討する必要が出てきた。とは言え、今はこの状況で海外渡航が著しく制限されているため、今までのように日本在住人材とオンライン面接をするというのも難しい。そもそも今この時に海外に渡って仕事をしたいと考えている人がいるのかどうか?仮にいたとして、またその人材を採用したいと思ったとして、タイに渡航することができるのか。 そうなるとバンコク在住の日本人ということになる。しかし、バンコク在住の日本人は必ずどこかで正社員として働いている。フリーターやニートという身分で海外に滞在することはできないからだ。 となると、引き抜きか。。 これだけ市況が不安定で先が読めないと、多少今の会社に不満があっても現状で踏みとどまりたいというのも人情だしな。 知り合いの人材会社社長にメッセージを投げてみたら 「声をかけてくれてとてもうれしいです!」 と歓喜の返信が来た。景気も悪く、人材の流動も少ないので人材会社もなかなか苦しいのだろう。 今のアジアの現地採用状況はどうなのか、ちょっといろいろ聞いてみる。

さらば Internet Explorer

オイラがインターネットを始めた頃のブラウザと言えば、「ネットスケープ」。それがMicrosoftのIE(インターネットエクスプローラー)に移ってから相当長い間、ブラウザと言えばIEだったよね。 試しにJalanJalanしてくれているみんなのブラウザの使用状況を見てみたら こんな感じ。まあ、GoogleとAppleが主流ですね。 IEはもうMicrosoftがサポートを終了するので、Edgeへの乗り換えを促してる。それでもまだけっこうIEを使っている人がいるね。すでにいくつかの機能を停止したりして動作が不安定になっているのでIEを使っている人は完全にサポートが終わる前にブラウザを他のものに切り替えた方がいいよ。 またアクセスしているデバイスはどういう状況かを見ると、 3分の2の人たちがPCから、3分の1がスマホやタブレットからという結果。この傾向は日本特有のもので、アジアだと逆転している。だからこちらでは「スマホでどう見えるか」がとても大事になってくる。 ちなみにJalanJalanもモバイル対応をしているので、昔と違ってスマホからでも快適に見られるから試してみてね。

浮気の論理?

Dtacを解約して、AISと契約をしてから2時間後にDtacから電話があった。 なぜ、別れる(解約する)の?誰のところに行くの?そっちの方が魅力的だったの?もう戻ってもらうことはできないの?もうヤッた(お金払った)の?長い付き合いだったじゃない。私が悪いところあったら言ってくれれば変える努力をするから。 と、めちゃくちゃしつこく引き留められた。 でも心はもう移ってしまったから、戻ることはないと伝えたら じゃあ、向こう1年間、今までの料金を半額にするから(泣)。 通信キャリアってえげつないな(笑)。 「長い付き合い」なのはわかる。もう20年にもなる。でも、「長い付き合い」にもかかわらず、別に短い付き合いの人より優遇されたかというとそういうことは全くなかった。 LTV (Life Time Value=顧客生涯価値)とは、企業にとってある一人の顧客が将来の関係全体に寄与する価値のことだ。LTVで考えれば、山森家のDtacへ寄与した価値は小さくない。しかし、企業からはその価値への見返りはなかった。だから、この顧客はいつでも競合他社に容易く乗り換えることができる。 マーケティングでは、LTVをしっかり把握するためにCRMを取り入れ、顧客の識別を行い、それぞれのグループに見合ったマーケティング予算を投下することでよりLTVの高い顧客を自社の顧客として繫ぎ止めることができる。 居酒屋が常連さんにだけ裏メニューを出したり、ちょっとしたサービスを付加するのも同様の効果がある。 でも、ほとんどのお店や企業では「新規獲得」に血眼になる。「新規」より「常連」という発想の転換ができると収益も上がるのだがやはりヒトは長年連れ添ったものより、新しいものが欲しくなってしまうのだ。

キャリア乗り換え

タイには大手キャリアとしてAIS、Dtac、Trueの3社があるわけですよ。で、オイラは今から20年くらい前、タイでキャリア選択をする時にスタッフの1人が「Dtacで新規契約プロモやってますよ」という勧めがあり、Dtacにした。 以来、家族はみんなDtacなんだけど、このところどうもネットが遅いので会社の連中に 「最近、Dtac遅いんだけど、どうなの?」 って尋ねたら 「Dtacなんて使ってる人いませんよ」 「Dtacはクソですよ」 と散々の言葉。 確かに最大手のAISはすでに5Gサービスを始めているが、Dtacはまだ始まっていない。切り替えを視野に近所のSCへ出かけてみる。ここにはDtac、AIS、Trueが店舗を並べているので比較や切り替えがしやすい。店構えだけ見てもAISはDtacの3倍ほどあり、客がたくさんいる。一方のDtacはタイ人のおねえちゃんを連れた沈没不良白人がプリペイドからポストペイドへの切り替え相談をしているだけでスタッフもボケっとしている。 まずDtacで現状確認や代替えパッケージなどの情報を得る。すぐ隣のAISでパッケージの情報を得る。AISの方が安いし、Dtacからの乗り換えの場合、データ通信上限なしの最上位パッケージを1年間破格(月額449バーツ=1,500円)で提供し、さらに値引きするというオファーがあった。2年目は改めパッケージプロモを確認してまた選べばよいと言う。 オイラの契約は会社でしているので書類を揃えないといけないが、カミさんのはすぐに乗り換えることにした。また隣のDtacに戻り、解約したい旨を告げるとあからさまに憂鬱そうな顔になり態度も横柄になった。きっとうんざりしているんだろう。解約手続きが完了し、PINをSMSで受け取るとそれを持ってまた隣のAISへ。こっちはもうニッコニコである。15分ほどで全ての手続きが完了し、カミさんのスマホは2日後からAISに切り替わることになった。 帰りがけにカミさんが 「ちょっとDtacがかわいそうだね」 と言った。 通信サービスって差異を出すのが難しいのでブランドイメージで引き寄せるために広告費をたくさん使う。年間なん百億という広告費を利用料に還元できればよいんだろうけど、消費者は「三太郎が好き」「白戸家に愛着が」となるからこれも難しいね。

早出特打ち

昨日はプレゼンの資料作りで残業したんだけど、頭が回らなくなって途中で寝落ちした。で、プレゼンが今日の午後なので朝のウォーキングには行かずにそのまま出社することにした。 今のバンコク、この時間だと外は真っ暗や。カミさんが持たせてくれたおにぎりと玉子焼きを食べながら始業する。 今日はプレゼン3つ。年が明けてもコロナ状況は悪化する一方で様子見だった企業のDXが一気に進み出したのか、期末までに処理しないといけない予算があるのか。 どちらにしてもこのご時世、仕事で忙しいというのはありがたいことですよ。頑張ってこの波に乗り切ります!

会社のお年玉

多くの企業は予算を作るでしょ。 例えば、一つの商品の販売促進のための広告、販促費用が年間いくら。 商品群全体でいくら使う見込みにしましょう、という。 1000万円をその商品の販促予算に当てた場合、4月から翌年の3月までに均等に消費していくのはなかなか難しい。 前半に使ってしまうと後半何かあった時に苦しくなるという人の心理も働くから、たいてい年度末にダブついてくる。 とは言え 「余っちゃいました」 というのは「見通しが甘く、実行力がない」と評価に響く上に、「来年度はその分を削りなさい」と予算が減る。 1000万円の販促支援で売上目標を作っていたのに来年度は700万円で同じ目標に立ち向かわなければならない試練となる。 そこで多くの部署で 「年度内に何としても使い切れ」 となる。 この予算が出てくるのが1月。 あまり差し迫ると施策を打つ時間もなくなるから2月、3月まで持ち続けるのは危険なのだ。 そして、今日、某日系クライアントから 「キャンペーンを打って3月末までに完了させたい。請求書だけ先に欲しい」 と連絡があった。 これがオイラの会社のお年玉だ。

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