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Tag: ビジネス

海外送金アプリ

海外送金の手続きにオフィスの隣の銀行窓口に行ったら 「今月末からアプリで海外送金もできますよ」 と教えてくれた。国内振込や支払いなどは銀行アプリで済ましていたけど、海外送金もできるのは助かる。日本でも各銀行ではすでにそういうサービスしてるのかな、と調べてみたけど、どこもやってなかった。なんか新生銀行がチラッとそんなことやってるようだけど手続きがけっこう面倒くさい。セブン銀行も「海外送金サービスアプリ」って宣伝していながら実際には 送金レートの表示 レート計算機能 過去のレートをチャートで表示 と「海外送金をするときに必要な情報を提供するサービス」というほとんど詐欺のようなアプリだった。 早く銀行の手を借りずに自由に海外送金できるようにならないかな。マネロンのリスクとかいろいろあるけど、だからって銀行が高い手数料を取り続けていい理由にはならないもんね。

マレーシアの就労許可

まず自分的にうれしいニュースとして昨日マレーシアの就労ビザの更新が承認された。コロナもあって外国人就労者は「更新」という概念ではなく全て「新規申請」の基準で再度審査された。具体的には、「なぜJun Yamamoriはマレーシアに必要なのか」を取引会社やクライアントが「証明」するという面倒なプロセスが必要だった。そのためにクライアントが ー 今後Jun Yamamoriの会社にどのようなプロジェクトをいつからいつまで発  注することを保証するのかー その発注金額はいくらなのかー そのプロジェクトになぜJun Yamamoriが必要なのかー なぜJun Yamamoriにマレーシアにいてもらわないといけないのか といった詳細を記載したレターを「社長」発行の書類で出してもらわないといけないのだ。こんな「保証付」のレターなんかどの会社も出したくないでしょ、ふつー。 だけど幸運なことに某日系家電メーカーと某日系通信企業の担当者が一肌脱いでくれて社内を根回ししてくれていただくことができた。感謝。 そのお陰で「ほぉそうか、Jun Yamamoriはマレーシアに必要なんだな」と政府当局は理解してくれてとりあえずまた2年間仕事を続けることができるようになった。 あとは、この認可をオイラのパスポートにエンドースメントする必要があるが、今回の政府レターの有効期限が6ヶ月。なんとか今年の夏にはクアラルンプールに入らなければ。早くコロナの移動制限がなくなるといいな。

別れのない国?

オイラの会社は小さな会社なので誇れるほどの給料を出しているわけではないのだけど、それでもほんの少し昇給の計算をした。 スタッフの入社年月日を見ていたら、最も新しいスタッフですでに3年、最長が16年、平均すると7〜8年という状況だった。 ヌルい。きっとヌルいんだ。プレッシャーがかかるとすぐ転職するから1〜2年でジョブホッピングするタイ人たちがこんなに長居するのはまるでプレッシャーがないからなんだ。 でもね、辞める時はほんとに翌日から来ないからね、とても困るんだよ(笑)。営業スタッフにノルマがあるのは会社では当たり前だし、目標達成時のプライズなども用意したりするんだけど、この20年、ノルマが課された瞬間に辞めるからね、彼ら。「責任負わされるために会社で働いているんじゃない」とか言って(笑)。そして高橋真梨子の「ごめんね」の歌詞のように 「連れて行って ノルマのない会社へ〜♪」 と消えていくのさ。

ほんわかクライアント

ウチのクライアントはみんな良い人たちばかりなんだけどね、中でも毎月コンサルティングで面談する某日系IT会社の日本人担当チームはとても穏やかで、こちらの説明する内容を本当にウンウンと頷きながら受け入れてくれる。オイラも本気で一緒に成果の出る仕事をしていきたいと思っているのだけど、先方が完全にこちらを信頼しているのがわかるので、毎回とてもうれしい気持ちになる。クライアントとの打ち合わせなのに癒されるのだ。 そもそもこちらを信用していなくて、「なにか突っ込んでやろう」と目を三角にしたり、口を尖らせるアプローチ先ももちろんある。売り物にケチをつけて追い返すことで溜飲が下がると思っているのだろうか。 でも、ビジネスも現時点では「人間」が行う行為だから、前者のように信頼を感じるお客様には心から力になりたいし、頑張る力が湧いてくる。 立場逆転で、オイラのところにも営業がやってくることもある。彼らのツールやソリューションをプレゼンされる時、自分に置き換えて彼らの心情が見えてくる。だから、オイラも一生懸命その説明を聴き、理解しようと努力する。そうすることで気持ちよく仕事ができるし、結果的に付加価値を得ることができるからね。 あのほんわかしたチームが社長から「でかしたぞ!」と言われる成果を早く出させてあげたい。

プレゼン風景

今日はパートナーのオフィスでクライアントへの共同オンラインプレゼン。商材は化粧品など女性向けプロダクツではなく、ビジネスソリューションなど割とゴツめなのだが、チームメンバーはほぼ女性。 タイは比較的コロナ制圧に成功している国で、現在はすでに歓楽街で夜遅くまで飲み歩くこともできるくらいだけど、「商談はオンライン」が商習慣として定着してきた。ただ、オンラインのプレゼンで難しいのは、スライドを画面共有してしまうとクライアントの表情や温度、気持ちの動きが読み切れないところだ。無観客で舞台に立つ芸人のようでとてもやりにくい。 これからの技術は単にデジタル化ということではなく、デジタル技術によるアナログの再現ということになるんじゃないか(笑)。

LINEで納税

複写機(コピー機)が全く売れないらしい。キャノン、ゼロックス、リコー、シャープ、コニカミノルタなど日系メーカーの独壇場だったが、 オフィスを使わない紙資料を使わない とコロナが大きな一つの産業を潰しにかかっている。 そしてこのようなオフィス機器を扱う世界中のメーカーはビジネスソフトウェアの会社に事業転換を図っている。 しかしこの領域には大企業からベンチャーまで数多くのプレイヤーがしのぎを削っているので生き残りを賭けた戦いは熾烈になる。 それでもやっぱり資金力や人的リソースの豊富な大企業は有利だ。フィルム写真が無くなっても富士フィルムはいまだに世界企業として君臨しているし、CDやDVDが消えてもSONYはコンテンツ企業として業績を伸ばしている。本など紙媒体が激減しても大日本印刷や凸版印刷は一流デジタル企業として生まれ変われた。 日本では来年から、所得税や贈与税といった国の税金をLINEで納付できるようにするらしい。遊びのツールだったアプリが社会インフラになっていくのだ。そうなると、これからどう生まれ変わるのか注目されるのが銀行ということだね。

朝日新聞デジタルによると 成長戦略会議では、テレワークに限らず、コロナに対応した「事業再構築」に関する資料も出た。中小企業の5割、大企業の3分の2が慎重だとする内容で、西村経済再生相は「もう信じられない結果だ」とした。政府の支援策を挙げながら、「もう、後戻りはできません。未来に向かって進んでいくだけですので、ぜひとも事業再構築をお願いしたい」などと、強い言葉で対応を迫った。 まだ、これだけ多くの企業経営者が 「これを乗り切れば元に戻れる」 と思っているのだろうか。DXが加速する中でまたアナログへ戻ってどうするのだろう。差が開くばかりじゃないか。 というオイラの会社もまだ半分くらい出社している(笑)。ウチの社員、ランチはみんなでぞろぞろ一緒だし、しょっちゅう会社のLINEグループで画像送りあって笑い合ってイチャイチャしているし、週末も一緒に遊んでいる。だから今日は在宅ワークだと思ってZoomに繋ぐと、オイラだけ在宅でみんなはオフィスにいるんかい!なんてこともあり、ちょっと気持ち悪い。 これはどぎゃんかせんとあかん。

コロナで商売が立ち行かなくなり事業や設備の売却を余儀なくされる人がここタイでも増えている。それをオンラインで販売する事業を始めた日本人がいるのだが、マッチングビジネスはある程度「需給」のバランスがないと成立しない。メルカリだって売りたい人と買いたい人が一定数存在するから取引が成り立つのだ。ここがチャンスと思う投資家や事業家もいるだろうが、マーケット心理はそうそう前向きにはなりにくいだろう。 リストを見てみるとなかなかエグい案件もある。ある高齢者ケアセンターは、その施設、設備を売りに出しているが、 「Sold with equipment and with 3 patients」(患者3人もお付けします) いや、患者の気持ち(笑)。

ハゲに朗報 ⁉️

「You can now get all your hair back by spraying this on your head」(さあ、これを貴方の頭にスプレーするだけでまた髪の毛が戻ってくるよ) 昨日こんな書き出しの広告メールが入った。ネット上ではオイラがどういう人間であるかという情報は丸裸。当然ハゲだということも分析されているので、こういうピンポイントの広告アプローチができる。アドテクノロジーをしっかり活用した広告運用の好例である。日系の某家電メーカーなどはいまだにオイラにヘアドライヤーの広告を送ってくるのでデジタル広告と紙のチラシの区別がついていないのがミエミエである。 で、この広告のページに飛んでみると、 う〜ん、なんか、むしろ哀しい気がする。 それによく見ると、絶対別人だろ、これ!

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