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Tag: ビジネス

テレビを見ない人々

NHKの調査機関によると、 「10~20代の約半数、ほぼテレビ見ず」 という調査結果が出た。テレビ離れは5年前から全ての年代でどんどん増加している。 ウチも日本のテレビは海外から見られるようになっているけど、民放番組はほとんど見ないね。見るのはもっぱらNetflix。息子は30代だけど確かに全くテレビを見ない。録画を除けばテレビは指定された時間に番組制作者が組み立てたコンテンツを見るというスタイルだが、スマホなら自分の空いた時間に自分で組み立てたコンテンツ(好きな芸人のコントの後に好きなアニメを2話とか)を見ることができる。手が離せなくなれば画面をタップするだけでコンテンツは待っててくれる。 その時間帯にその番組を見るのがライフスタイルにまでなればそれはテレビの強みでもある。いつでも好きな時に見られるYoutubeで笑点やサザエさんやちびまる子をわざわざ見ることはないけれど、日曜日の夕方はなぜかチャンネルを合わせてしまう、という家庭は多いのではないだろうか。 放送局も視聴者がいなければ広告価値がなくなり、広告主がつかなくなる。そうなると経営できなくなるので、TBSとテレ朝が合併とか、放送時間帯は朝とゴールデンタイムの5時間だけであとはネット配信による課金視聴とか、いろいろメディアのあり方も変わってくるはずだ。 まさかテレビが消える時代が来るとはね。

なんか怒られた

昨日、某日系クライアントと打ち合わせがあった。 今までは先方の責任者と担当者2名の日本人とオイラとでやり取りをして来たのだが、プロジェクトが具体的な領域に入ってきたので昨日初めてローカルの女性担当者が参加した。 あるシステムの仕様について先方社内で方針変更があって、日本人2人はそれを共有、対応策について協議する意図でこの会議を招集したのだが、オイラが 「仕様の前提としていたものが変わるため・・・」 と説明を始めた途端、このマレーシア人の女性担当者が中国訛りの日本語で 「なんで、そういう前提で進めてきたですか? 勝手に前提決めるのはおかしじゃないですか!」 と噛み付いてきた。 これに慌てたのはオイラじゃなくて先方の日本人担当者 「いや、勝手にじゃないよ、今までこちらがそういう話をしてきたのだから、そんな言い方は失礼でしょ!」 と激昂。 上司の日本人が 「まあ、まあ、それちょっといいじゃない」 と穏やかに取りなそうとしたが部下の日本人は引き下がらず 「いや、よくないですよ、いきなり事情もわからずそんな言い方しちゃダメでしょ」 と怒りが収まらない。 オイラの方が恐縮してしまった。 結局上司がなんとかその場を収めたが、なんとなくその後の打ち合わせが気まずくなった。 日本人と現地スタッフがチームになっている海外の会社ではあるあるなんだけど、社内でのコミュニケーションがうまく取れていないことが多い。日本人であるオイラが先方の日本人と、ウチのローカルスタッフが先方のローカルスタッフと、それぞれ分かれてやり取りしながら進めていると全然違う指示で動いていたなんてことはよく起こるし、先方社内で意思疎通できていないと、ベンダー側でその間を取り持つ、なんて余計な作業も発生する。 それにしても自分が初めて参加した外部との会議でいきなり取引先を叱り付けるってどうよ、って思うと今後の雲行きに不安が残る。

産後中継

昨日タイ人スタッフのTeeに男の子の赤ちゃんが生まれた。午前中のスタッフ会議には出席していたが、午後は病院へ行き出産に立ち会っていた。 そして今日の社内打合せでは病室から実況中継。参加していた娘からは 「出産後の病室映すなんて日本じゃないわー」 ってメッセージが飛んできた(笑)。 育休ってのもあるけれど、「仕事するのか、しないのか」の二者択一ではなくこういうみんなで見守りながら仕事続けるってのもあるよね。DXで新しいライフスタイルの可能性をいろいろ試していこう。

世界祝日構想

マレーシアは今日からハリラヤプアサ。1ヶ月の断食明け、マレーシア最大の祝日。 マレーシアのスタッフは「正月気分」を味わいたいのだけどタイは何の祝日でもない平常運転なので仕事のやり取りが飛ぶ。マレーシアの日系クライアントへのメールもタイから容赦なく 「今日中にコンファームしてください」 と赤字で飛んだ。マレーシアのスタッフもチャットで呼び出されるから事実上業務をすることになる。 同様のことがタイでも起こる。 業務がオンライン化すれば地理的制約がなくなり、国境も関係なくなる。 関係者全員が一斉に休む、ということがないからずっと労働するものが出てくる。 そこでDX時代に合わせて休日を少しずつ世界統一させていったらどうよ。 例えば日本では5月1日や12月25日は祝日扱いじゃないでしょ。でも世界的には休みの国がマジョリティじゃない。だからそういうのは祝日にして、その代わり山の日とか海の日とかよくわからないローカル祝日を元に戻す。 それぞれの国にそれぞれの文化や習慣があるから記念日は妥協できないのはわかるんだけど、これから越境業務が当たり前になってくると絶対問題になると思う。 まあ世界中の休みが重なって地球規模で人が移動したらヤバいってのはあるだろうけどそれもなんか知恵出せばね。

最近バンコクのレストランや居酒屋から 「デジタルマーケティングをやりたいので相談に乗って欲しい」 という会社のウェブサイトへの問い合わせが多い。オンラインでどうやって集客するかが死活問題になっているんだろう。でも中には 「とりあえず1ヶ月タダでやってもらえませんか? それで成果が出たら取引するかどうか考えますので」 という勝手な要求もあって、そういうのはすぐにご辞退申し上げることにしている。自分のお店でさ、 「とりあえず今日10人、タダで食べさせてくれる? それで味やサービスが良かったらまた来るかどうか考えるから」 って言われて 「へい、よござんすよ!」 って答えるのかよって言うね。 まずそう言うお店は広告打っても繁盛しないと思うよ。

チャイナリスク

ウチの親父は90歳で、すでにビジネスからは引退しているが、ほんの数年前まで自分の貿易会社で中国、マレーシア、オーストラリア、ギリシャなどから製品を輸入する貿易商を営んでいた。 定年前に独立して貿易会社を始めるまでは繊維系の専門商社や百貨店のバイヤーとして香港や北京、上海に長く駐在していた。実家の本棚にはありとあらゆる中国と香港の書籍が並んでいて中国とのビジネスではテレビで解説したりするほどだった。自分の人生のほぼ全てで中国と香港に関わってきた人である。 そして中国に騙され続けてきた人でもある。 どんなに現地に通って、現場の中国人たちと関係を築いて、時間をかけて商談をし、商品を確認して発注しても、東京港に届いた品物は偽物だったり、腐っていたりした。 「まだあと50年は中国と本当の意味で仕事ができるようにはならないだろう」 現役時代の親父の口癖だが、あれからもう50年近く経っている。それを目の前で見聞きしてきたオイラは自分が独立しても中国とのビジネスには極めて慎重でいる。少なくとも自分の判断で中国に拠点を出すことはしない。 ここしばらく急速に中国の脅威が増し、米中対立も先鋭化している。中国の拠点で開発業務を行なっていたLINEが、「ユーザー情報が中国内で閲覧できる状況だった」として日本国内で大変なバッシングにあっている。 その余波もあって中国の拠点や提携会社を持つ日本の会社は現地開発ができにくい事態に陥っている。そしてチャイナリクスの受け皿は東南アジア。これを歴史上、なんどもなんども繰り返している。 リソースも豊富で人口も世界一。魅力的な市場としてついつい進出したくなるが、それはそれは難しい市場なのだ。

7月のイベント

始業時間は9時だけど、正月明け仕事始めの打合せは8時半だった。マレーシアのクライアントだからもちろんそんなことは知らない。マレーシアイングリッシュでのブリーフィングについていくだけでいつもより集中して耳を傾けなければならなかった。 クライアントは7月頭に開催されるマレーシアのモーターショーにスポンサーとして参加する。これを盛り上げるためのオンラインキャンペーンを企画提案して欲しいというリクエストだった。 7月頭に数万人を集めるイベントが開催されるのか?という懸念は全員の頭にはあるがとにかく準備を始めるしかない。結局去年はこのクライアントで予定していたイベントは、2月以降全てキャンセルになった。今年もここまで何もなく、すっかり滞ってしまっているマーケティング活動も後半に望みをかけたいというクライアントの意気込みが伝わってくる。 バンコクも昨日からまた行動制限が厳しくなり、学校や幼稚園は閉鎖。ソフトボールなどの団体競技も禁止。パブやバーはもとより、レストランでも店内での飲酒は禁止になった。 来週から日本人小学校入学の春貴はいったいどんな小学生生活のスタートになるのだろう。幼稚園に通園できない今日は、自宅で幼稚園が実施するオンライン授業があるらしい。

経理の恋

昨日は新規のクライアントのタイ人担当者がウチの会社に打ち合わせにやってきた。けっこうがっしりした高身長のイケメン男性。ミーティングルームに案内されていく彼をウチの経理のSomちゃんが見て一目惚れ。 打ち合わせが終わって見送りすると対応していた営業チームに 「彼のリクエストは何でも聞いてあげて。営業対応で失望させるようなことはしないで。何があっても絶対切られるようなことはしないで」 とお願いをしたと言う。 新規顧客に最大限の丁寧な対応をせよ、と営業に対して指示を出す経理。 動機が極めて不純ではあるけれど、これで仕事が膨らむならいいか(笑)。

羽の生えた社長

日本のIT会社と海外営業に関する打ち合わせをしましょうということでzoomで繋いだんだけど、画面に出てきた先方社長に 羽が生えていて話が入ってこなかった。 さて、今日は急遽午後から半休をとってフレブル第2弾を見に行くことになった。前回、決めたワンコを横取りされたのでそのブリーダーはヤメて別のブリーダーのところに。とは言えあれがトラウマになっているので、もし「この子がいいな」と思ったら持って帰りたい。しかし、引っ越し1ヶ月前ということもあり受け入れ準備はできていない。ということで昨夜プロンポンにある大きなペット用品店の閉店直前に店内に駆け込み、店員さんに無理を言って買い物をさせてもらった。ケージ、トイレ、トイレシート、食器など。もしかしたら今晩からフレブルのいる暮らしが始まるかも知れないと思うとなんか興奮してしまい、朝のウォーキングもカミさんと喋りまくってしまい、いつどこをどう回っていつ帰ってきたのかの記憶もないほどだ。 とても良い運命の出会いがありますように。

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