最近、同窓会やクラス会、同期会のお誘いがとても多くなってきた。中学や高校時代のクラスのLINEグループもいくつも招待されて参加している。みんな定年になって暇ができて、昔を懐かしむようになったのかな、とか会社離れると気心知れた友人というのは学生時代に遡ることになるのかな、とかいろいろ考えていた。 で、辿り着いたのは、 「自己肯定」 なんだろうな、と。 高齢者になると、先が見えてくるので「このまま何年かで閉じる自分の人生ってどうだったんだろう?」って思うようになる。そしてもし今現在がそこそこ幸せなら「いろいろあったけど、良かったんじゃないか。いい人生を歩んできたんじゃないか」と思う。そして自分の生きてきた時間、空間全てが「愛おしく」なるのだ。それをもっと愛おしく、もっと愛でたいという気持ちを現実のものにする方法が「自分の人生のそれぞれを時代を彩ってきた友人に会う」という行為なのだ。 人生とは家族であり、友なんだなと思う。
Author: Jun
石原さとみを破って、若くしてアカデミー女優となった河合優実。先日の「あんぱん」での演技が凄かった。役者の演技だけで涙腺崩壊するってちょっと久々だよ。 実は初めて見たのは「不適切にもほどがある」なんだけど、あっという間に演技派トップ女優に登り詰めた。「おむすび」と比べちゃ悪いけど、「あんぱん」圧倒的。 それでカミさんとちょっと一癖ある演技をする名優の話になり、女優で言うと 万引き家族の安藤さくら が出て、蒼井優、黒木華、門脇麦辺りは上手いよなーとなり、ちょっと古いところで大竹しのぶや桃井かおりが凄いとなる。男優だと、ちょっとパッと出てこなかったんだけど、一癖ある演技が印象に残るのは 鈴木亮平、香川照之、柳楽優弥、山田孝之辺りが名優かねぇ、古いところでは役所広司、小日向文世が凄いよねぇとなった。 小学校の時にオイラも演劇部に入っていたけど、やっぱり小学生から天性の演技力を備えている奴がいて、一緒に劇をやっていて惚れ惚れしたのを覚えている。きっとああいう人が劇団に入って磨かれて名優になるわけで、少年野球から神童と言われてプロになる過程に似てるんじゃないかと思う。なかなかAKBやグラドルから主役張っても演技で泣かせられるようにはならないよね。
トランは華僑が多く、食の町でもあって、美味しい店がたくさんある。友人の披露宴にやってきたものの、前入りして食べ歩き。 トラン風の福建麺なんてのもあって美味かった。 結婚披露宴の場所は、トランの町中ではなく、郊外の山の中なので新郎新婦が気を遣ってくれて、前夜から披露宴会場のホテルを取ってくれたので、昨日の午後はバイク2ケツで会場のホテルまで走る。そこは緑に囲まれた素敵なリゾートホテルだった。 そして翌日、タイの風習にならった純タイ式の結婚披露宴が執り行われた。 披露宴が終わると、すぐにバイクでトランに戻り、再び食べ歩き続行。そして、今朝は珍しい名物「鯛のバクテー」を食べに行き、そのままトラン空港へ。 トラン、楽しくて美味しかったです!
トランは思いがけず夢のような場所だった。夢の中の世界は時に頭の中で不合理で妙ちきりんな景色を創り出す。 「道を進んでいくと見たこともないような大きな五叉路が開けていて、一方はどこまでも下り坂、一方はいつ通るのかわからない汽車の線路と踏切があって、右の奥には変な形の塔が立っている」 レンタルバイクを2ケツで走り回っていると、町中がそんな光景ばかりなのだ。 マレーシアとの国境が近いこともあってマレーシア人やマレーシアの文化が混ざり込んでいる不思議な空間を形作っているのだろう。宿も最高だ。 壁に不思議な中華絵画があったり、ガラスケースにマトリョーシカ人形がたくさん飾られてたり、「千と千尋」をタイとマレーシアに混ぜたような宿。夢の中にいるような。 明日は友人の結婚式なので、今日は披露宴会場のリゾートホテルに一旦移るけど、また明後日ここに戻ってくる。食い物は美味いし、町は不可思議だし、いいよー、トラン。
もう症状はないんだけど、体に力が入らないのとお腹減ったーの食欲が戻らない。ゆっくり回復を待とう。 ところで高校の同窓会が11月にあるらしい。うちのクラスはリーダー不在だったし、取り立てて仲の良いクラスではなかったので幹事役が立たず、学年総合幹事からオイラのところへ相談があった。海外在住だし、行けるかどうかわからないのにクラス幹事は引き受けられなかったが、じじいバンドのリードギターが同じクラスだったので、オイラがサポートするから幹事やってくれよ、と説得した。 ずっと嫌がっていたのだが、何とか引き受けることになり、連絡先探しから始まった。 とは言え、他のクラスと違って定期的にクラス会をやるでもなく、グループLINEがあるわけでもなく、どこから手をつけていいか二人で途方に暮れていた。 そうしたら、リードギターは思い立ったのだろう、平日から自転車に乗ってクラスのメンバーの実家を回り、「ピンポン」し始めた。運よく、最初に「ピンポン」した家からクラス女子の当人が現れて、一人ゲット。彼は俄然調子に乗ってきて、 「今週末は、クラスの実家を全部線で結んでその線上を自転車で全部回る」 と大胆な決意。自転車で家を訪ねるのは小学生がすることだと思っていたが、65のジジイもやる時はやるんだなと感心した。 週末の収穫が待ち遠しい。
