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Tag: ビジネス

明日ウェビナー開催

いよいよ明日はTOPPANとの共催ウェビナーじゃ。 TOPPANとはこれを皮切りにウェビナーをシリーズ化しようと話しているので、今後もちょくちょくやれたらいいなと思います。共催のパートナーはTOPPANの他にもいくつか相談中なので、いろいろテーマや言語や国地域の違った色とりどりのウェビナーができたらな、と。

雨天欠勤

今日は日本の提携会社の役員会に出席して今年のビジネス総括や2022年への展望、戦略について話し合った。日本の会社の社長の話では、リモートで仕事をするのが当たり前になってくると、そういう環境でどうビジネスを作っていくかの意識を持っていないと人材獲得もできないと言う。 「今日、雨降ってるんで会社行きません」 という令和の社員に昭和・平成の社員は「なんじゃそりゃ」と嘆いているだけではダメなのだ。 彼らからすると転職は「zoomのアクセス先が変わるだけ」であって、「電車に乗って出社しなさい」なんて時代遅れの規則があるなら「辞めるだけ」なのだそうだ。 オフィス街のシンボル「丸の内」ではだいぶオフィスに人が戻ってきているらしい。大手企業の場合は「丸の内のオフィスに出社」することそのものがブランドだかららしい。 会社の在りよう、人々の働き方がどんどん多様化し、「常識」がなくなっていく。 月末にはTOPPANとオイラの会社の共催でウェビナーを開く。TOPPANの講演テーマは「ウィズコロナに成果を出すオフィス空間」だ。新しいオフィスと働き方を提案するらしい。 ちょっと楽しみ。

ウィズコロナ

今日はね、半年ぶりくらいにオフィスに行く。出社なのに外出することにちょっとワクワクする(笑)。 今月末にオンラインセミナーを開くので、システムの確認を兼ねてチームメンバーとリハーサル。テーマは、「ウィズコロナに成果を出すオフィス空間と営業手法最新事例」 スクムビットの街もだいぶ活気が戻ってきて、開いている店も7〜8割程度になった。 ただ、コロナ前と比べてホームレスと物乞いがとても増えた。銀行など大きめの建物の軒先やバス停などでは複数のホームレスが寝床を作っている。ホームレスにはけっこう若い女性や子連れのお母さんもいて、コロナ禍の厳しさが伺えて胸が痛む。日本には生活保護などのセイフティネットもあるけど、こういう光景を見ると途上国の政府はまだまだ無力なんだと思い知る。 コロナは無くならないんだろう。インフルエンザのように常にそばにあって、「今はコロナXX型」といった流行に気を付けながら一緒に暮らしていくんだ。だけど、ワクチンと治療薬があればもう命に関わる病気ではなくなる。 「ごめん、ちょっとコロナみたいで明日ちょっと飲み会行けねーわ」「なんだよ、気をつけろよ。ま、じゃ、お大事に」 みたいな会話が巷で聞かれるようになるんだろう。

オフィスの発想

2度目の完全在宅ワークになって半年が経とうとしている。「会社」という形式が発明されて以来、会社の従業員がこれほどの期間自宅で仕事をするのも人類史上初のことだろう。 でもこうして仕事をしていると次第に「会社とは何だろう?」という疑問がわいてくる。もし会社が生まれた当初から「インターネット」があって「zoom」があって自宅で仕事をしている同士が繋がりながらビジネスを始めたとしたら、「オフィス」という発想が出てきただろうか? 「集まって顔見て打ち合わせしようか」 となっても、そのために家賃という固定費を支払ってスペースを確保しようなんて考えないだろう。さらに社員全員の交通費まで支払って毎日同じ時間に一緒に顔見ながら働こうなんて思いつかないだろう。一時的にスペースを利用できるレンタルスペースがあれば十分だし、明確なメリットが見えない限り新たな多額の固定費投資をする経営者などいないからね。 産業革命で機械を使った大量生産ができるようになって工場ができ、それを販売する事務所ができ、ビルが建ち並ぶ現代の世界の風景を作り出した。これがちょっと逆になっていたら、世界の風景は全く違うものになっていたかも知れないと想像すると面白い。

始末書

今日はウチの会社のミスで納期が5時間遅れた件で日本のクライアントと「経緯・原因・対策」に関する報告会議。そもそも報告書の内容を巡って「厳しい日本人」と「緩いタイ人」の間に入って一件落着にするのは至難の技なのだ。 今月に入って娘とオイラで10日間苦しんだ(笑)。 先方から召集のかかったオンライン会議で先方からの質問に答えて何とか納得させ、その後何本かメールのやり取りをした後、ようやくクライアントから 「本件につきましては、以上でクローズとさせていただきます。」 というメールが入った。 もう飲むぞ、今日は(笑)。

真面目なコント

今日は午前10時からクライアントへのプレゼンテーション。これが久々の長丁場で3時間に及んだ。 途中でクライアントの日本人社長が自分の部下の日本人担当者に厳しく詰問する場面がけっこうあって気まずかった。それがオイラからの改善提案を受けるたびに 「その辺はウチはどうなってるんだ。ちゃんとやっているのか。」 「えっとですね・・・」 というやり取りの繰り返し。 「これ、せっかく山森さんたちからいろいろ提案もらってもウチがちゃんと考えてなきゃどうしようもないだろう!」 という叱責に流れ込んでいく。会議に参加している人数は両社で10人程度。責められる日本人担当者もけっこうしんどい場面だ。 それからしばらくの間、この社長が強い口調で問いかけるたびにこの担当者の回線の具合が悪くなり、 「あれ、今ちょっと聞こえませんでした」 で逃れるようになる。 こんなコント見せられたら笑うわwと思いながらマイクをオフにして笑ったが、同時に自宅から参加していた娘はオフにし遅れて笑い声が漏れていた。 こんなんあかんよ(笑)。

民主主義の瀬戸際

日本のパートナー会社から送られてきた日経新聞の記事に 「民主主義は詰んだ」 と書かれていた。この20年の経済成長率にしても、今回の新型コロナ対応にしても、民主主義国家は完全に失敗し、敗れている。 中国は高らかに中国の国家システムこそが成功モデルであり、人類が取るべき唯一の社会制度であることが明確に実証されたと喧伝している。 IT技術、とりわけAIの分野になればその差は顕著に開くのは間違いない。なんたって国民の合意形成を待たずに一気に突っ走れるのだから。 コロナは感染病であること以上に人類に重いテーマを突きつけている。

もう辛抱できん

「3日間で名刺100枚交換してこい!」 と社長から外回りを命じられた旅行会社では、案の定ほとんど会ってもらえず、友人の成果は7枚だった。 「えー!飛び込みで営業してるんですか?大変ですねー!」 と労われながら。旅行会社や外食産業が苦労しているのは周知だからある程度の「同情票」は入るかも知れないがそれでも7枚。必死にビルからビルを回って一番多く名刺交換した人でも20枚程度だったらしい。全部の訪問、面会を束ねても実際の仕事には結びつかなかったと言う。ここまで来てようやく社長は 「そうか、やっぱり無理か」 と思うのだろうか。 オイラの会社でも今週新たに 「ロックダウンで営業ができないので全くの素人なんですがウェブサイトの中身を充実させてウェブサイトへのアクセスを増やしたらどうかと思いましてご相談にのってもらえませんか」 と問い合わせが来た。 同様の問い合わせが最初に来始めたのがもう1年半以上前になる。きっと今週問い合わせをいただいたこの会社は1年半コロナが終息するのを辛抱して待っていたのだろう。そして流石にこのままではいけないと判断して 「全くの素人なんですが・・・」 と連絡をしてくれたのだ。よくぞ踏み切ってくれました。大丈夫、必ずなんとかしてみせます。

気合いだ!

ある日本の旅行会社で社長が自身のかつての成功体験を全社員に語り 「3日間、飛び込みセールスして来い、ノルマは名刺100枚」 と指令を出した。 「このご時世にそんなことして何になるの?」「時間の無駄」 と社員たちは思いながらもその社長に対してデジタル活用を提案できる人もなく、仕方なく外回りをしているらしい。当然ながら飛び込み先では受付にある電話で門前払いになるケースがほとんどで会うことすらできないし、名刺も集まらない。 まだこんな社長がいるのか、その下で働く社員は不憫だ、という声はあるけれど、実は「まだいる」どころか、このような「頑張ればなんとかなる」という宗教じみた信仰に会社の業績を委ねる経営者は多い。ウチの会社にもデジタルマーケティングを始めたい、という問い合わせや実際に成約する事例は増えているけれど、大きな潮流や怒涛になっているという実感はない。コロナという海風が少し波を立てたけど、日本企業はまた凪ぎるのを待っている感じだ。それでも自分たちは時代の大きな転換に向けて着々と準備を進めるのみだ。

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