Jalan Jalan

マレーシア、タイから発信するアジアお気楽情報サイト

Tag: ビジネス

日系製造業

バンコク市内から車で1時間半ほどに位置する工業団地にある日系製造会社に打ち合わせに来た。 この工業団地をぐるぐる回っていると、こんなにも日系の工場がタイに進出しているんだと実感する。最終完成品を製造するセットメーカー以外に夥しい数の部品メーカーが軒を連ねている。オイラが監督をするソフトボールチーム「おぼんこぼん」のメンバーもほぼ全員が部品メーカーの社員なので、ここには大勢の日本人駐在員が働いているんだろう。 工場ゲートの見て走りながら思うのは、 「製造業の会社のロゴマークってどうしてこんなに(後略)」 理由をAIに聞いてみたら(なんでも訊くw) 「製造業の会社は製品や技術に注力していることが多いため、デザインやブランディングにあまりリソースを注いでいない。ただし、近年では製造業もデザインやブランディングの重要性に気づきつつある」 となんだかいろいろ配慮のある回答が来た。

人事異動の季節

大きい会社と取引してると、3月にほとんどの仕事や決済が止まるの知ってる? 人事異動があって、自分が今の部署にいるのか、他部署に異動になるかわからない。このプロジェクトの責任者が引き続きこのプロジェクトを管轄するのか、離れるのかわからない。 こういう状況で、ハンコやサインをしてしまうと、 「異動になってもその責任を背負わなかればならない」「今頑張って動いてもその努力が報われない。他の人がただ乗りすることになる」 というサラリーマン心理が働いて、みなお互いを見ながら総すくみ状態になる。 で、この人たちはそれでいいのかも知れないけれど、ウチのような小さな下請け業社は、この煽りをまともに喰らい、決済が降りない、承認が降りない、仕事が進まない、と時間を浪費することになる。 春と秋に人事異動があるとすると、1年を10ヶ月で経営するなんてほんともったいないと思う。

浮かれじじい

2週間前にプレゼンが終わった某日系企業のコンペ、今営業のナイから「勝ちました!」と朗報が届いた。 コンペ自体が久しぶりだったけど、勝てて本当にうれしい。今晩はカミさんと飲みに行きたかったけど、「大奥」の最終回だから自宅で乾杯しよう(笑)。 じじいバンドの喧嘩の宥め役でゲンナリしてたけど、全部吹っ飛んだわ。もう一つの賢ちゃんバンドの新課題曲も練習を開始しよう。賢ちゃんバンドのレパートリーは基本、サザンだから難しいんだけどもうこの際挑戦し続けるよ。 ねぇ、たまにはなんか中身のない浮かれたひと言でもいいでしょ?

カンボジアの社長

今日の午後は早速カンボジアのパートナー候補とオンラインミーティング。タイでクライアントだった日本人の社長が、倒産、転職、転職、転職して、今カンボジアで日系のIT会社の現地社長をやっていて、「カンボジアはウチに任せてよ」という話になったのだ。 この人も逞しい生存力だが、こうして立場を変えて縁が繋がるというのはアジアでは多い。うまく仕事も繋がって何か成果が出ると嬉しい。 カンボジアはまだまだこれから夜明けという成長市場。大手でもまだ進出している企業は限られているし、今が狙い目のタイミングだと思う。 カミさんはすでにプノンペンに行く気になっているが、カブがいるからなぁ(笑)。

カンボジアへ

某日経クライアントからカンボジア支社のマーケティングを支援してもらえないかと打診があり、「やります」と即答した。実際は拠点も現地パートナーもいないので、現時点では支援できないのだけど、「やります」と即答してしまったので、早速現地パートナーを探しに行かないといけない。 なんとも泥縄感が拭えないが、オイラの会社はこうして25年間生きてきたので、全く不安はない。必ずやり遂げる。 プノンペンに知り合いもいるので、少し調査して候補を洗い出したらアポを取ってプノンペンに行って面談選考をする。 現在、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、ミャンマーは拠点とパートナーでカバーしているが、2024年1月、年初めから新たにカンボジアを市場に加えられることはありがたい。 そう言えば、タイから始めた「しゃかりき432」も昨年末から出店し始めたカンボジアが大変好調だそうなので、出張の時に寄ってみよう。

謝罪

日系クライアントの仕事でミスをしてしまったので、今日はこれから先方の社長のところに謝りに行く。もう何年もお客さんに謝りに行くようなミスも犯さず、「ウチのスタッフも仕事の肝を押さえたベテランになってきたな」と思っていたけど、まあやはりベテランになってもミスはしますわな。 さて、ここからどう立て直すかが最高責任者の役目であるな。まずは、誠意をもってお話をしてこよう。 じゃあ、そういうことなんで今日はこの辺で。

兼業万歳!

久しぶりに明後日からKL行ってくる。10日間。 ちょうど日本から出張してくるノリさんと再会したり、家族でマレーシアで移住した武井さんと再会したり、駐在担当が交代したクライアントにご挨拶に行ったり、KLで独演会「三之助をみたかい?」を演る柳家三之助師匠の高座を拝聴したり、いくつかクライアント回りをしたり、JalanJalanソフトボールのWings戦に9番ファーストで出場したり、といろいろ。 NTTDATAマレーシア駐在員時代に一緒にクライアント回りをしていたノリさんは、日本帰任後、会社の「兼業制度」を利用してオイラの会社の営業スタッフとして一緒に仕事をしている。まだ半年経ってないが、すでに大きなクライアント(日本本社)を獲得してくれたからね。日本の企業ではこの「兼業制度」はどのくらいあって、どのくらい利用されているんだろう。とてもありがたい、もとい、とてもいい制度だ。ノリさんにとってもデジタルマーケティング領域へのノウハウ拡充は本業の役に立つし、収入も大きく増えるし、活用しない手はないと思う。 「兼業制度」を実施している会社の社員に「ウチの契約社員になりませんか?」という営業をやってみようか。

週末に会ったある日本人が、 「製造業ではもう食っていけない。会社はB2Cの新規事業を模索していて、やっぱり飲食かなという話になっている」 と言っていた。で、今具体的に検討を始めているのが「焼肉屋」らしい。 製造業の業態転換としては今後こういうケースは増えていくんだろうと思うけれど、「会社を相手に売っていた商売を一般個人消費者相手に売る商売」だと考えているとなかなか上手くいかない。 オイラが考えるに、製造業をずっとやってきた人には、 「製造業脳」 というのがあって、「いいものをリーズナブルな価格で提供すれば売れる」と信じている。製造業時代に会社でこう叩き込まれて生きてきたからだ。 しかし、B2Cは「いいものをリーズナブルな価格で提供」しても売れるとは限らない世界なのだ。この上に 「マーケティング脳」 を鍛錬しないと生きて残っていけない。オイラが接点を持った製造業の方々でも、これを理解している人はとても少ない。

コンサル初日

ある日系大手企業のタイ支社が、今年から業態を一気に切り替え、オイラの会社と全く同じビジネスを始める大方針転換を行なった。今まで数十人いた社員は2人を残して全員辞め、社長、マネージャー、日本からのサポートスタッフ、それに2名のタイ人スタッフだけになった。これ、会社がよほどデカくてよほど余裕がないとできない荒技だよね。 ここにオイラの会社がコンサルで入ることになった。 「これからウチの会社は山森さんの会社の競合になるわけですが、それを支援してくれるんですか?」 と先方の日本人マネージャーに訊かれた。 アジアで長く会社を経営しているとわかるけど、何も植えられてない市場を小さな力で開拓するのは大変なのよ。そもそも開拓できたって、その収穫を全部オイラが食べられるわけじゃないからね。 大きな力と組んで一緒に開拓して、収穫を分け合う。そうやってここまで来たのよ。 今日は、ウチの女性営業のナイが、先方のオフィスに常駐を始める初日。これからオイラも同行して、今後に向けた話し合いを始めるのだ。

Back to top