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Tag: クアラルンプール

読書回帰

ここしばらく「読書」をほとんどしてなかった。加齢と共に小さな活字を追いかけるのが億劫だったというのもあるのだけど、やはりスマホを常に片手に持ってSNS上のコンテンツを見る時間が圧倒的に増え、それが日常になっていたからかも知れない。 最近はTiktokやTwitterを開いている時間が多かったんだけど、なんかもう誹謗中傷や罵り合いばかりでだんだんウンザリしてきた。 昨日バンコクからマレーシアまでのフライトでちょっとハードカバーの歴史関係の本を読んでみたんだけど、やっぱり本はいいなと改めて思った。もちろん、途中で何回もうとうとしちゃってね、リハビリが必要だなとは思ったんだけど、SNS上の馬鹿馬鹿しい陰謀論とか国葬騒ぎに触れるより余程精神の健康を保てると思ったわ。 日本のテレビが見られなくなったマレーシア赴任当時に 「毎日とても大事なものだとありがたく見ていたテレビって全然必要じゃなかった」 と気づいた時みたいに、少しスマホを手放す時間を増やしてみる。

KLのオフィスが壊れてしまったので、バンコクに戻る前に取引先の日本人との打合せを近くのカフェで行なった。 しばらくマレーシアに来てなかったので追いついていなかったのだけど、今はレストランやカフェの多くでこのQRコードからメニューを見て注文をし、支払いまで済ませてしまう。だから店員が客席に来ることもない。タイではあまり見ないからマレーシアは独自のDXが進んでいるんだろう。 打合せ後にプチョンに人気の日本食屋ができて連日満員だというので、そこで夕食を取ろうということになった。 確かに雨天にも関わらず長蛇の列ができている。 店の前の看板には「安っぽい鮭巻」がRM12で出ていてちょっとひるむ。 店内に貼ってある文字やメニューも独特の世界観だ。これが人気の秘密なのかとまたひるむ。「どう思いますか?」って客に聞いてるし。 ベロニカが注文した寿司が 「Spider roll (蜘蛛巻き)」と聞いてさらにひるんだが、食べてみたらまあまあ美味しかった。 でも、たぶん行かない。

33歳だけの天国

いろいろな宗教では死後の世界があって、天国と地獄がある。 先日ブルーモスクのガイドから聞いたイスラム教でも天国と地獄がある。ではこの天国で過ごすあなたは「何歳」のあなたなのか、これはよくわからないね。 そのガイドによると「33歳」らしい。若くて力がみなぎる一番いい時が「33歳」で人は天国では皆33歳なのだと言う。 33歳の自分は何してた? オイラは日本の元会社から現地の合弁会社に出向、駐在し、新たに合弁会社を離れて元会社100%の現地法人を作ろうとしていた年だ。本社を説得し、合弁会社を説得し、現地パートナーを探し交渉し、新会社を立ち上げようとしていたのが33歳だった。確かに体力、気力が漲っていた時代かも知れない。 オイラは無宗教だけど、いろんな宗教がここをどう説明しているのかちょっと聞いてみたい。

イスラムの教え

昨日は久々にシャーアラムのブルーモスクに行ってきた。 ほとんど観光客も地元の人もいなかったが、1組だけ日本人の若いグループがガイドの説明を聞いていた。昔は割に自由に中を動き回れたけど、今はガイド(無料だけど)が一緒じゃないと礼拝堂などには入れない。 ここで「イスラム教とは」をけっこう時間をかけて講習受けさせられる。 聞いていてちょっと笑いそうになったのは、説明しながらちょくちょく「キリスト教より上だ」という例えを入れてくるところ。例えば 「イスラム教の聖典コーランはたった一つしかない。いろんな編集をいろんな人に加えられて何版も出版されているキリスト教の聖書とはワケが違う。ちゃんとしているから一つでいいのだ」 「キリスト教の聖書は、全部集められて海に捨てられたら、火で焼かれたら、もうなくなっちゃうんだけど、コーランは多くのムスリムの記憶に一語一句違わず完全に残っている。一つしかないからそれができるんだ。だから世界中のコーランを焼き払われてもイスラム教は消えないんだ」 「イスラム教は偶像崇拝を禁止している。キリスト教みたいにんキリストの絵や十字架などを拝んではいけない。だって十字架は神様じゃないでしょ? 神様じゃないものを崇拝しちゃいけないんだよ」 イスラム教とキリスト教は根の深いところで対立し続けているということをモスクの礼拝堂で実感する。 また日本人のことについても 「イスラム教で最大の罪は自殺だ。自殺はどんな事情があろうとも許されない。情状酌量されない。だから自殺したものは地獄に落ちる。あなた方日本人は自殺に寛容だから日本ではいつまでも自殺が多い。我々は自殺はいけないことだからしない。そして苦しむ人を救うのだ」 自殺に寛容なのかどうかはわからないけれど、でも確かに多いよね、日本は。

エアコンつけっぱ

珍しく日本の朝のワイドショー観てたら、今は夜中でも 「エアコンはつけっぱ」 が当たり前なのね。医者も 「今の暑さは深夜も危険なので、タイマーで切れるように設定せず、ちゃんとずっとつけておいてください」 と勧めていて、コメンテーターたちも 「我が家ももちろんちゃんと朝までつけてますよ、エアコンは」 と胸を張っていた。 エアコンつけっぱは、電気代がもったいない、喉が痛くなる、風邪を引く、などと我々世代はあり得ない話だったけど、変わったんだね。 山森家は 「体に悪い」 ということで、寝る時にエアコンを切るのが習慣だったから、マレーシアで家族4人で暮らしていた頃は、寝苦しくて深夜に起きてしまうことがよくあった。 そうすると家族4人で深夜2時や3時にやっているインド系の屋台に行ってカレーを食べるのだ。 まあ、どっちの方が体に悪いんだよって話だけどね。

1人っきりに極端に弱い

オフィスへの出勤がなくなったので、1日中1人きりでコンドの部屋にいるオイラです。なんか食いに行くのも億劫だし、自炊もめんどくさいし、近所のスーパーで買った殻付きピーナッツをリスのように食べている。 夕食後に日本のテレビでも観ようかなと番組表見たけど、興味を引くものがまるでなかった。高齢者になるとテレビにかじり付いてお茶飲むイメージだけど、オイラには無理だなー。つまらな過ぎる。観よっかなと思うのは、「IPPONグランプリ」「スベらない話」「M-1」「キングオブコント」とか(笑)。全部絡んでいる松本人志ってすげーな。 つまんないなー。誰か遊びに来ないかなー。 とりあえず今夜はWalk & Jazzの「原宿編」でも編集します。

日本人の入れない和食屋

KL滞在はまだ2週間以上残っているので週末は食材の買い出しに行き、自炊をした。昨晩はワインを飲みながらの肉野菜炒めがとても美味かった。腕を上げたな。 オイラがマレーシアでの拠点にしているタマンデサ界隈もコロナの3年間で飲食店たちは大きな打撃を受け、撤退した店も多いが、ここに来て新規開店も芽生え始め、新しい街並みを作り始めている。 中でも目立ち始めたのが「おまかせ」の日本料理。日本以外にはないこの「おまかせ」という文化に海外からの憧れの目が注がれている。 タイもそうだがここマレーシアでも「おまかせ」のお店が増えてきた。しかし聞くところによると、最低価格はRM700(約21,000円)/一人前からのスタート。 駐在員ら在住の日本人ではなかなか入ることができない価格帯だが、マレーシア人たちで埋まっている。 日本人が入れない日本食レストランを目の当たりにして 「ああ、タイやマレーシアに所得水準で抜かれたんだなぁ」 と実感するのである、

定年後モデル

ジャランアロー やチャンカット、夕暮れのKLCCツインタワーなんかを歩いた。こういう景色はスローなジャズにとても合うよ。 週末FBのタイムラインを見ていたら元会社の先輩のスクショが流れてきた。 2年ほど前に定年退職をしてからそっちの世界に足を踏み入れたらしい。若い頃からイケメンで社内でもモテた先輩だったから似合ってる。高齢化社会になってシニアのモデルや映像タレントの需要も増えているんだろうな。 それにしてもイケメンは最後の最後まで需要があっていいなぁ(笑)。

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