ウチの隣に初めて日本人が越してきた。
40代半ばくらいの日本人女性だが、旦那はイタリアで生まれてイタリアで育ったパキスタン人で現在はフィリピン駐在をしている、となかなかに情報量が多い。
さらに彼女らもバンコクに来る前は20年間イタリア、ローマに住んでいたという。
カミさんと日系スーパーの富士スーパーが改築中で不便だという話をしながら彼女が
「でも私はヴィッラでだいたい用が足りちゃいますんで」
我々がヴィラスーパー(Villa Super Market)と呼んでいる店のことらしい。
カミさんが
「でもヴィラスーパーだと日本食材はないわよね」
「はい、でも日本食はそれほど作らないのでヴィッラで充分なので」
とお互いにヴィラとヴィッラで譲らない。
彼女はなんたってイタリアに長年住んでいたんだから。
オイラもタイ語やマレー語で現地の正しい発音を知ってしまったら、日本人の知り合いが
「おはよう」の「Selamat pagi」を「セラマット・パギ」と何度も声かけてきても
「スラマッ パギ」としか応えられないもの。
まあそんな流れの中で我々も
「イタリアは年末年始休暇で初めて行って、とても気に入りまして・・」
と話すと、彼女は自信たっぷりに
「そうでしょうね、美味しいワインがあるから一緒にイタリアのお話ししましょう」
と誘ってきた。
それにしてもイタリアの呪縛から解き放たれたと思ったのにずいぶん引っ張るなぁ。
