BKKに無事戻ってきた。 昨日の最大のミッションは、PCを受け取ることよりも、 「それを置き忘れてこないこと」 だと散々カミさんから言われていたので、常にバッグの中にPCがあるかどうかを確認しながら1日過ごした。 昼の12時からラウンジに入り、夕方6時半過ぎまでそこで過ごした。そして、夜になる。 搭乗する頃にはもうなんかヘトヘトで、さらに天候の関係で機内で1時間ほど待たされた。ようやく離陸したが、LCCなので映画もなく、シートもリクライニングしないので寝ることも叶わず、はらまきが帰国時に置いていった文庫本を読書灯で読んで時間を潰した。 予定より1時間ほど遅れてドンムアンに到着。オイラの会社はBOIなのでスワンナプーム空港だとFast Trackを利用できるのだが、ドンムアン空港のイミグレでは適用されない。それでも通常ドンムアンはあまり混んでなかったのでスイスイとターミナルを出て帰宅できたのだが、この日に限ってどえらい混雑だった。 こういう時こそ気持ちをゆっくりしなくては、と自分に言い聞かせて列に並ぶ。結局イミグレ通過に1時間半かかった。 帰宅したのは深夜0時過ぎ。ちょうど24時間の旅だった。
Author: Jun
早めの夕食後に仮眠を取り、深夜0時に迎えにきたGrabで空港へ。オイラの家はたぶん世界で一番ナイトライフが賑やかなエリアのど真ん中にあるので、スクムビット通りに出るとそこはまだ歩道に溢れる人々と大渋滞の最中だった。 空港の賑わいはだいぶ減っていたが、それでもけっこうな人たちがチェックインカウンターに並んでいた。 床掃除中のエリアが囲われ、掃除人が台車を押しているのを見て、「ターミナル」を思い出す。 噂のセブパシフィックはボーディングタイムの10分前に搭乗ゲートに行ったが、すでに乗客全員が搭乗済みで、暇そうにしていたグラウンドスタッフたちがオイラの搭乗券を見てすぐに機内に促した。出発時間までまだたっぷりあるので機内でうとうとしているうちに滑走路に入った。なんて優秀なんだ。それとも夜中だとこんなものなのか? マニラ空港はイミグレにも税関にも並ぶ列はなく、預け荷物もないオイラはするすると歩いてそのまま到着ホールに出た。8時10分着のフライトなのに、この時点でまだ8時5分だ。 フィリピンのパートナー会社の担当者にメッセージを入れると、 「もうウチのスタッフが出発フロアにいるから」 というので合流し、とうとう、遠いところに置き忘れたブツをゲットした。 さて、とりあえずターミナル内で朝飯を食って、作戦を立てよう。バンコク戻りのフライトは夜の7時半、たっぷり時間がある。
昨日の「ひと言」に運送のプロ、松原くんが「リチウム電池あるから難しいよ」とツッコミ入れてくれた通り、結局、国際宅急便でもダメでした。 ということで、フライト探したんだけど、日帰りできるフライトってそもそもないのよ。タイ航空もエアアジアも朝着いて午後に戻るみたいなフライトはないわけ。 で、唯一見つけたのが、 スワンナプーム発 深夜3時25分 マニラ着 朝8時10分 マニラ発 夜7時25分発 ドンムアン着 夜10時 の「セブパシフィック航空」 乗ったことないよ、セブ航空。大丈夫? ということで、今夜、0時30分にグラブを予約。明朝から約12時間、マニラ国際空港でトム・ハンクスしてるので、誰か遊びに来て(笑)。
月曜は朝3時半に起床し、グラブで空港へ行き、マニラへ。空港から直接現地クライアントの事務所まで向かい、午後2時から会議。会議後にウチの会社のフィリピンでの業務パートナーの車に便乗してホテルへ。 その後、パートナー会社の社長、経理責任者、営業責任者、クリエイティブ責任者とスペインレストランへ。 聞くと、ここに集まったのはオイラ以外全員チャイニーズ。オイラの隣のナイはタイチャイニーズ。パートナー側のメンバーは皆フィリピンチャイニーズ。こうしてみると、もうどこに行ってもビジネスはチャイニーズが動かしているんだと痛感する。先週のローレンスやベロニカもそうだが、彼らチャイニーズは情に厚く、また極めて優秀なのだ。オイラの海外人生もいかにチャイニーズに支えられてきたか。 話変わって、フィリピンは300年もの間スペイン統治下にあったので、スペインとの行商が盛んなため、スペイン料理屋、しかも非常にクオリティの高い店がたくさんあるのだそうだ。そして、このTerry’s Bistroもめちゃくちゃ美味かった。 それから72歳のこの社長が言っていたが、フィリピンはシニアファーストの国で、60歳以上は全ての飲食店で28%ディスカウントの他、駐車場無料、公共交通機関大幅割引と大変な厚遇なのだ。一方で飲食店は老人の団体が来店すると「うゎー😭」とガックリするんだそうで。そりゃそうだよね(笑)。
マレーシア滞在中、14、5年ぶりに昔の事業パートナー、ローレンスと会った。あの頃、ローレンスの方からパートナーシップを解消したいと申し出があって、グループ会社を分けてそれぞれが別の会社を経営してきた。ローレンスとは同い年だから、今年66歳になる。久しぶりに会うのはいいけれど、 「もう引退したよ。まあまあ余生を暮らせるくらいの金はできたし、のんびり暮らすんだ」 なんて話を聞くのは気が進まないなぁ、と思ったが、彼はオイラを見ると、「体型は変わらないが、顔が少し痩せたな」とひと言言っただけで、おもむろにノートPCを開け、 「Jun、お前と一緒にやりたい新しい事業のアイディアが5つあるんだ」 と言った。自作のパワーポイントスライドや動画を使いながら、オイラにプレゼンを始めた。どのアイディアもローレンスらしく面白かったが、実はそれよりもこの15年間にも触れず、世間話もなく、「これから立ち上げる」事業を熱く語る彼の姿に感動していたのだ。それはまさに33歳の頃の我々の姿だった。 オイラも最近は目の前の事業を膨らませることに集中していて、「一から立ち上げる新しいビジネスアイディア」なんか持っていなかった。この年齢から「新規事業?」という気後れが自分の目を背けさせてきたのかも知れない。 そうだ、まだまだ挑戦を続ければいいんだ。