スキアーヴィ城を後にすると、「バロック様式の町」として、町全体がユネスコの世界遺産に登録されているラグーザに。宿のそばにあるサンタ マリア デッレ スカレ教会から望む美しい旧市街。 迷路のように入り組んだこの町を歩き回るのは楽しい。今日は、チョコレートでも有名な歴史の町、モディカやシクリ、マリーナ・ディ・ラグーザなどを回る。モディカではGoogle Mapが「目的地までにどうしても通れ」と強要する細道の地獄にハマった。 ヨーロッパのように歴史のある町々は、そもそも車なんてものがない時代に造られているわけだし、世界遺産であればそう簡単に「この家壊して道を広げよう」なんてことはできないので、地元の人々の車は極端に小型だし、運転技術も適応させるしかない。旅行者がこんな図体のでかい車で乗り入れるのが間違っているんだな。 モディカを後にして、シクリ、マリーナ・ディ・ラグーザなど、同じように歴史のある町を回りながら両脇から迫り来る石の家々、細い石畳の道に延々と続く地元民の路上駐車の列に苦労した。 それでもその日帰り旅行からラグーザに宿に戻ってくると、時刻はちょうどマジックアワー。 家々がギュウっと詰まった旧市街が浮かび上がって、とても美しかった。
