マッシモ劇場

パレルモ2日目は次の山場、マッシモ劇場。ゴッドファーザー3のラストでマイケル(アル・パチーノ)の息子アンソニー主演のオペラを観劇した後、劇場の表階段で娘メアリーが殺し屋に射殺され、マイケルの慟哭が響く悲しいシーンでも有名。 ゴッドファーザーへの思いが天に通じたのか、ちょうどこの日にポツンと人気オペラ「ラ・ボエーム」が上演されると知り、チケット販売時間前から待機して、ポチポチしていたら第一希望の席を予約できた。この白矢印の2席。中央のマイケル家族がいるボックスシートの隣、手を伸ばせばマイケルに届きそうな席だ。 映画でもちょうどハゲと女性が座っている。 後のドンとなるビンセント(アンディ・ガルシア)が部下の双子と警備に当たっていた劇場の模型の横のシーン。 ここに立つカミさん。 劇場内は豪華絢爛でありながら歴史の重みを感じさせる。 オペラは悲しく、そして美しく。第2幕は舞台一杯のキャストが賑やかだ。 生まれて初めてのオペラをゴッドファーザーのマッシモ劇場で体験し、外に出るとパレルモの夜はだいぶ冷え込んでいた。 そして、マイケルの慟哭の場所でオイラも慟哭した。 レッドカーペットがクリスマスのためにポインセチアになっていた。メリークリスマス。