週末に会ったある日本人が、 「製造業ではもう食っていけない。会社はB2Cの新規事業を模索していて、やっぱり飲食かなという話になっている」 と言っていた。で、今具体的に検討を始めているのが「焼肉屋」らしい。 製造業の業態転換としては今後こういうケースは増えていくんだろうと思うけれど、「会社を相手に売っていた商売を一般個人消費者相手に売る商売」だと考えているとなかなか上手くいかない。 オイラが考えるに、製造業をずっとやってきた人には、 「製造業脳」 というのがあって、「いいものをリーズナブルな価格で提供すれば売れる」と信じている。製造業時代に会社でこう叩き込まれて生きてきたからだ。 しかし、B2Cは「いいものをリーズナブルな価格で提供」しても売れるとは限らない世界なのだ。この上に 「マーケティング脳」 を鍛錬しないと生きて残っていけない。オイラが接点を持った製造業の方々でも、これを理解している人はとても少ない。