シチリア推し活

去年の半ばくらいになんとなく映画「ゴッドファーザー」を観て、シチリア島っていいなぁ、と思う。
さらにデンゼル・ワシントンがマフィアから住民を守り抜く「イコライザー3」で南イタリアのアトラーニに魅せられ、そこから「シチリア・サマー」「グラン・ブルー」「ニューシネマパラダイス」とどんどんシチリアを舞台にした映画にのめり込み、またゴッドファーザーでシチリアのコルレオーネ村に思いを馳せ、イコライザー3に戻り・・・を繰り返してもう1年近くになる。
美しくノスタルジックな世界に浸ってみたい気持ちが膨らみつのって、年末年始は南イタリアからシチリアをレンタカーで回ることにした。
もう半世紀も前の映画なのに、その舞台、ロケ地はそのまま残ってたりする。
たまたまバンコク在住の栗田家も年末年始にシチリアを計画していたので、お互いの計画を共有、調整して旅程が途中でクロスするようにした。

旅行は旅行期間だけの楽しみではもったいない。
半年、1年も前からいろんなYoutube動画やVlog、SNSやネット上の資料などで疑似体験し、毎日楽しみ尽くす。
「現地に行った時の感動が薄れない?」
と聞かれることがあるが、オイラの経験ではむしろ逆だ。
例えば、好感を持っているアイドルなり俳優なりがいて、特に推し活をするでもなく、ある日その人に会うことができたとしたら、
「何て美しいんだろう!」
という驚きや感動はあるかも知れないが、そこまでだ。
だけど、毎日その人のことをいろいろ調べて、いろいろ想像して、会いたい思いを最大限に募らせてから会ったらどうだろう。
「ああ、あの人が今、自分の目の前にいる。実際に会ってみるとなんて・・・だろう」
ときっと震えるほど感動がほとばしる。
この感動がオイラにとっての旅の醍醐味だ。

先日の一時帰国でも本を何冊か購入した。

骨の髄までしゃぶり尽くす(笑)。

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