イタリアの老人

昨日夕食を食べに行ったバリ料理店の隣にいたのはイタリア人の老人だった。 彼はバンコク、日本と旅してここバリ島に来て、しばらく滞在したらイタリアに戻ると言っていた。僕らも年末年始にイタリア、シチリア旅行をしたこと、日本人だがバンコクに住んでいることなど話題の共通点が多いことに盛り上がった。オイラもナポリが「ヨーロッパのバンコク」で南イタリアはアジアの気分と似ている印象を持っていたが、彼も同様に感じていた。日本、タイ、バリ島は毎年訪れているらしいが、バンコクやウブドはとても気持ちが和らぐと。 日本は「パーフェクト、すべてが美しくパーフェクト」と言っていたが、そのあとで 「パーフェクト過ぎるんだよ」 とちょっとため息をついた。何もかも細かくルールが決まっていて、これはいい、あれはダメと枠に嵌められて気持ちが落ち着かないと苦笑いをしていた。 「僕も全く同じですよ。日本に戻ると緊張する」 それを聞いて彼も笑った。 「君たちは幾つだい?」 と聞かれて「今年67歳」と答えると「そうか、俺は69歳だ。同世代だな!」と乾杯してきた。 「え、こんなおじいさんと実は同世代だったんだ」 と思ったけど、笑って乾杯した。