Jalan Jalan

マレーシア、タイから発信するアジアお気楽情報サイト

Month: March 2022

核議論へ。

「核があればロシアはウクライナに侵攻しなかった」故に「多くの人命が救えた」 という論理から非核三原則の立場に立つ日本が「核保有」や「核共有」に関して 「議論してもいいかどうか」 が議論されている。 ツイッターを見ていると本当に様々な意見がある。中にこのようなリアルタイムアンケートを実施しているユーザーもいた。 8割のユーザーが核保有、または核共有をすべきと回答していて驚いた。戦後今まで日本人がこんな意見を持つことはなかっただろうが、ウクライナの惨状を見て一気に傾いたのだろうか。 昨夜はカミさんとも夕食時にこの話をしたが、すぐ隣にロシアと同じ思想を持つ北朝鮮や中国を持つ日本としては 「明日は我が身」 と想像すると侵略されて殺されないための「核抑止」は必要なんじゃないかと思える気持ちはわかる。 だけどさ、もうこれ以上、領土拡大とかいいじゃんね。これだけ世界がグローバルにつながってどこにいても仕事ができる。「国境」にとらわれているのはもはや時代遅れの為政者たちだけなんだよ。

私は神だ。

「何が、ウェスタンコミュニティだ。『嘘の帝国』がっ・・」 とプーチンが吐き捨てる映像を見て、自分自身を崇高な理想の実現に突き進む「神」に域にまで持ち上げてしまっているんだろうと思った。 「西側」「自由主義」という愚衆民に壊されたかつての世界に冠たる強大なソヴィエト連邦を我が力で再興し、世界の秩序を再構築して我が崇高なる思想を持って明るく素晴らしき世界を作り直すのだ。それこそが我が使命であり、そのためには犠牲は厭わない。今私に反抗している愚民も結局は幸せになるのだから私は信念を曲げずに鉄の意志でやり遂げるのだ。 こうして虚ろな目であっちの世界に行ってしまったら、もう交渉や話し合いは通じない。話し合いはお互いを人間として認めていないと成立しないから。 世界中の反戦デモも、経済制裁も、一般市民の犠牲も、国連決議も全く堪えない。 地下鉄にサリンを撒いたテロリストも自分を神に持ち上げさせていた。 戦略核を撃ち落とすのは東京だ、なんていう恐ろしい噂もある。 人間の精神は弱い。だから専制君主は怖い。

サイバー攻撃

トヨタの主要取引先がサイバー攻撃を受け、トヨタ本体の生産が止まっていることを受けて、各社ともサイバーセキュリティの点検が呼びかけられている。 と言ってもセキュリティは「鍵をかけ直したか?」で強化できることではなく、お金がかかることだから中小企業は大変だと思う。 オイラの会社も何年か前にトヨタの取引先と同じようなサイバー攻撃を受けた。この攻撃は絨毯爆撃的に仕掛けられるので、会社の規模には関係ないのだ。 「お前の会社のサーバーの中にある共有ファイルに全て鍵を掛けてアクセスできなくした。解除して欲しければUS$3,000払え。」 とメールが入った。 幸い会社の共有サーバーには重要なファイルが入ってなかったし、バックアップも取ってあったため被害はなかったので、そのまま脅迫状は無視してサーバーエンジニアチームがセキュリティの強化を実施した。 しばらくすると 「返事がないけど、ほんとにファイルを消しちゃうぞ。いいのか? いや、心配するな、今回だけ特別にUS$2,500にまけてやろう」 と値下げのメールが来たからね。 車メーカーの取引先なんて今頃ようやく「EV化で俺たちヤバくね?」って言い始めてるって先週報道番組で見たくらいだから、サイバーセキュリティなんてわからないだろうからな。 トヨタの生産を止めるって大問題だものね。

もう誰も読めない

ロシアの侵略が激しさを増す報道に触れ、悲しさと恐ろしさを感じる。プーチンは核使用の準備に取り掛かっていると言う。今後、彼の精神状態が日本の通り魔事件や海外の銃乱射事件の犯人のように 「もう自分は世界から孤立した人間だ。こうなったら誰でもいいからみんな殺して俺も死ぬ」 みたいなことにならないことを祈る。 何はともあれ、子供たちが死ぬのは何とかして欲しい。

Back to top