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Month: March 2022

仏作って魂入れず

ブランディングって莫大な金や労力かけて作り上げていくって書いたけど、それこそ社名やロゴの使い方だけで分厚い本1冊くらいになるのは当たり前。ウチもクリエイティブの制作やウェブサイトの開発などをするときは事前にクライアントの本社から 「ロゴ使用ガイドライン」 なる資料が送られてきて、クリエイターは細心の注意を払ってミクロン単位の仕事をする。 だけど、それがブランディングだと勘違いしている企業マーケッターはとても多い。 ある日系クライアントの本社のウェブサイト開発をしていた時の話だけど、サイトのデザインに関してはフォントや色味、ポジションなどそれこそ0.1ミリ単位の修正指示が来るんだけれど、こちらから 「お客様が迷った時にすぐにお問い合わせができるよう【お問い合わせ】ボタンを目立つところに配置しましょう」 と提案すると 「目立ってすぐにお問い合わせが来るようになると面倒で困る」 と却下されたことがある。 日本企業のブランディングなんていまだにこの程度のレベルなのだ。 やはり企業も形ばかりじゃなく、魂を入れないとダメだよね。

ユニクロの失敗

3月7日にロシアでの営業継続を発表し、各方面から批判を浴びて3日後に慌てて営業停止に切り替えたユニクロの対応に世界的な不買運動まで起こっているらしい。 SNS上のハッシュタグ「#boycottUniqlo(ボイコットユニクロ)」には、海外の消費者から、 《人間の悲惨さの前でのあなたの欲望は私をウンザリさせます》《私の家族はユニクロから購入しなくなります。安くてかっこいい商品。しかし、道徳的なコストの価値はありません》《恥を知れ。人権の観点はありません。ユニクロにとっては儲かるだけが大事》《ユニクロがまだロシアにいるのはなぜですか? 私は今あなたをボイコットしています》 といった批判が上がり、営業停止発表後も、 《ユニクロがロシアでの事業停止しますってやつ、ダサすぎる。戦争反対なら最初から停止しとけや》《ロシアの前にウイグルの問題もありましたよね。名ばかり管理職の問題もありましたよね。口では色々耳触りの良いことをいえるが、これらを考えたら利益優先な社風が見て取れる》《今さらロシアでの事業を一時停止しても顧客の印象は変わりません。ウイグル人の強制労働と共にますますファストリ、柳井さんの印象が悪くなりましたね》《ロシアでの販売辞めたのは、ルーブル払いで収益化が出来ないからか。ほんと金の亡者だな。二度とユニクロでは商品は買わない》《批判殺到で強気姿勢を貫けなかったんだね。無様だね。言い訳も聞き苦しい》《ユニクロは信念のない企業だったということ。どれだけ批判されようが自分たちの言ったことに信念があれば事業を継続し続ければよかったのに、これでは批判され続けた結果営業停止に踏み切ったとみられかねません》《ロシア事業継続発表時には「衣料品は生活必需品だから撤退しない」と言っていた。柳井氏の言うとおりなら現在もなお、衣料品は生活必需品であることに変わりはないのだから、撤退はないはずだ》 莫大なマーケティングコストを投じて積み上げてきたブランド価値もまさに一夜にして失墜してしまう。 競合であるH&MやZARAが早々にロシアでの事業中止を発表したため、「チャンス」と踏んでしまったんだとしたら柳井会長も情勢を見誤ったもんである。 ユニクロでは柳井会長はまさに専制君主。「会長、それはやめましょう」と言えるものがいなかったとすると、プーチンと似たような経営環境なのかも知れない。 ウチはワンマン社長だ、という人は避難路を確保しておきましょうね。

小学生が切り盛りする店

スクムビット23にあるIWANEカフェは日本人にも人気のカフェテラスだが、週末カミさんと昼飯を食いに出かけてみるとスペースをシェアする形で丼もののお店がオープンしていた。 家系ラーメン店主のように腕組みをした子供がシェフだと謳っている。入店すると小学校5年生くらいの子がすぐにメニューの説明をしてくれた。注文を終えると彼はカウンターに座ってノートPCを開き、自分のお店のウェブやSNS、そのアクセス状況などを解析ツール使ってチェックしていた。 デジタルの世界ではタイが日本を追い抜いてもうどんどん差が開いていくな、これは(笑)。 そして今日は結婚記念日なのでバラのブーケを贈った。 雪の降る神田カトリック教会での式から、37年も経ちました。

そしてやってきた彼女

先週、流出LINEをお見せした幼馴染の二人は、こんな時代から仲良しだった。 そして、LINEの会話通り、その大好きなマナちゃんが遊びにやってきた写真がこれ。 このハルの嬉しそうな顔(笑)。

ロシア製?

ほぼ毎日ポテトチップスを食べる我が家がいろいろな銘柄を旅して辿り着いた究極のポテトチップスが これだっ! とにかく止まらない。「ここまで!」と自分を制するのに大変な自己研鑽が必要な代物だ。我々家族ではこのポテトチップスを 「悪魔のチップス」 と呼んでいる。 いつもまとめて買っておくのだが、昨日切れたので仕事終わりにヴィラスーパーまで買いに行くと売り切れていた オロオロした。 カミさんに電話して「生きる気力を失った」と告げた。 こんなにいきなり店頭から消えた理由は 「ロシア製」だったのかっ?  と調べたけどいやいや米国製だった。よかった。

思ってたんと違う

なんかウチのカブはでかい。 遊びに来る人がみんな「こんな大きいとは思わなかった」と驚くのがデフォルトの反応になっている。カミさんも「こんな大きくなるの?フレンチブルドッグって」「この子の親はどのくらいのサイズですか?ってブリーダーに聞けばよかったね」と納得できない様子。 フレンチブルドッグ成犬の体重は、9kg〜14kg(オス)とどの資料にも出ているが、カブはすでに16kgもある。歳を取るといざという時に抱えて運べないから小型犬にしようと決めたフレブルだったが、持ち上げると腰を痛めそうだ。 そんなに太ってはいないけれど、胴が長い。他のフレブルとすれ違うと、だいたいカブの3分の2くらいのサイズだ。 これからまだ重くなるのだろうか、こやつは。

結局幼児に

毎日ニュースのトップで市街地の爆撃シーンや泣き叫ぶ子供の姿を見るのは嫌だねぇ。コロナとの付き合い方がだんだん見えてきて少し気持ちが安定し始めてきたところで今度は戦争とエネルギー危機による生活への影響。後から後から攻められる、気持ちの休まらないここ数年。 それにしても「平気で嘘をつく」「他人のものを暴力で奪う」 全世界78億人の、ほんの一握りのリーダーとして上り詰めた人間の成れの果てが結局聞き分けのない幼稚園児と同じというこの不条理。 すぐにデマに踊らされる人々はいるし、何が真実かを見抜く目を持つことは本当に難しいけれど、これからますます大事になっていくよ。

森のオフィス

日本のパートナー会社がオフィスを改装した。有楽町駅からすぐ、という一等地のワンフロアで150人くらいが働いていたが、リモートワークでほとんどの社員が出社不要となり、オフィスの意義やあり方が問われた。 「森のオフィス」をコンセプトにワーキングスペースというよりはコミュニケーションスペースという趣でデザインされている。すでに社員全員が出社して同時に働けるデスクもPCもない。仕事は「好きな場所」でやる時代になったのだ。 大きなフロアスペースにデスクを集めた細長い島がずらっと並んでいる、といったオフィスはどんどん古臭い過去の遺物になりつつある。

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