パレルモへ

朝4時半にタクシーを呼んでナポリの宿から空港。
夜明けは7時半なので空港に到着してもまだ真っ暗だけど、クリスマス休暇の移動客で大変な混雑だった。
だけど女性のグランドスタッフがオイラの搭乗パスを見に来て、

「あなたプライオリティ」

と列から引っ張り出して優先搭乗をさせてくれた。
まあ当然禿頭を見て「ジジイだ!」と思ったんだろうけど、あえて「搭乗パスを見せて」と言い、それを見てから判断した(かのような)ジェスチャーは彼女の気配りだったんだろう。

パレルモには予定通り到着し、荷物もすぐに出てきて順調。
宿の主人に「空港からバスもいいけどシェアタクシーの方が早いよ」とアドバイスを受けて、シェアタクシーで宿のすぐそばまで。

パレルモはイタリア最大級の市場もあるので地元の生活感を感じるためにすぐに出かける。

大声で女性に声かけながらパニーニを売る名物おじさんの店でパニーニとアランチーノというライスコロッケでイタリアビール。

デザートに聖カテリーナ教会修道院の中で修道僧たちが手作りしていた伝統菓子カンノーロを食べる。
このカンノーロは映画ゴッドファーザーでもとても重要な場面で何回か出てくる。

パリパリのパイ生地の中にリコッタチーズのクリームをたっぷり詰め込んだ甘いお菓子。
オイラは夢にまで見たカンノーロを一口食べてそのままこの修道院で召されるかと思った。

観光客たちはこの修道院の中庭のベンチでカンノーロを食べるのだ。

夕方、宿の周りを歩いていたら地元のおじちゃん、おばちゃんが集まるパブを発見。

とてもいい感じだったので、中に入ってビールを飲む。

なんてことをしていたら旅の序盤の疲れも出て動けなくなったので、スーパーでハムやチーズ、ワインを買って宿に戻り、のんびりと過ごす夕べとした。

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