食事を取るときの作法について
Name: 朝田 光 (2002年1月15日)
Date: 02年1月15日 09時34分21秒
やっとハノイからサイゴンに帰ってきた。帰る飛行機は偶然にも自民党の綿貫元幹事長と一緒のおかげで飛行機が30分遅れ、またサイゴンについてからも20分ほど機内で待たされた。まあ、国を背負って交渉をしている偉い先生だから多少の我慢も必要だ。とは思うが機内で待つ身になるとこっちだって日本を背負って働いているんだ位の気持ちが出てくる。とにかく日本人の美徳、互いに「謙虚」さだけは忘れないようにしたい。
さて、サイゴンに帰ってきたらどうも涼しい。ハノイであれだけ季節感が乏しいといっていた割りにはサイゴンも急に一時の爽秋のような季節になっていた。これから旧正月までがサイゴンにとって一番良いシーズンでクーラーをつける回数も減る。昨日などあまりの涼しさに起き上がってしまったほど、街に涼風が吹いている。
今回のレポートは日本では冬ではあるが、食欲の秋にちなみベトナム人の食事作法について日本人との違いも含めて話を進めたい。食事作法であるので箇条書きでレポートらしくしてみる。

・食前のピーナッツは掴み難くても箸でつまむ。
ベトナムのレストランに行くと料理が運ばれてくる前、ビールやお茶うけとしてピーナッツの小皿が運ばれてくる。これはマレーシア、シンガポール、フィリピンでも同じように食前のおつまみとして運ばれてくるが、それらの国の人たちはもちろん、手でピーナツを掴み5,6個いっぺんに食べる。しかし、ベトナム人は箸で一個一個つまみ食べるのがマナーのようだ。彼らは手では決してピーナッツをつままないかと思いきや、飲み屋のカウンターではウィスキーを片手に手でつまむのが普通で、このマナーは夕食等の晩餐などでのマナーらしい。
箸わたしは許される
日本人の箸に関するタブーに箸渡しがあるが、これはベトナムタブーではない。このため、箸渡しをするのは可能である。しかし、彼らには日本人と同じように自分の使用した箸を積極的に他人に対して使用することはしないので、結果的にタブーではないものの、あまり箸渡しをベトナムで見ることは少ない。
大皿に対しては直箸を使うのがマナーである
一方ベトナム料理に多いのが大皿料理であるが、この大皿料理に対しては自分の箸を直接入れる直箸が許される。もちろん、大皿に取り箸があればそれを使用するが、基本的には自分の箸でどんどん取っていくのが彼らのやり方である。ただしここで面白いのは、人にこの大皿から料理を取り分ける場合は、自分の箸をひっくり返し自分の口が当たらない方を使用するのがマナーとなる。直箸でがんがん突っ込んでいるからいいのかと思うと意外にも繊細なところがあったりして面白い。
スープは必ずご飯の上にかけて食す
もう何回か書いたがベトナム料理のスープはそのまま飲むものではない。必ずご飯の上にかけお茶漬けのようにして食べるのがマナーである。この間そのまま飲んでしまったら吃驚された。
食後は爪楊枝で歯を掃除する
彼らは食後必ず男女ともに爪楊枝で歯を掃除する。これもマナーで男女の別なく一生懸命爪楊枝を使っているところを見ると笑えてくることがある。
まだまだ色々な面白いマナーがあるが紙面に限りがあるのでまた次回に譲る。