プレイクウから

Name: 朝田 光 (2004年3月19日)

Date: 04年3月19日 23時29分29秒

プレイクウの町はベトナムの国旗で満ち溢れていた。ベトナムの国旗は赤に金色の一つ星。これが街中にはためくとデコレーションとしては最適で、砂っぽい街並みに彩を添えていた。この国旗の掲揚どうしてかと尋ねたところ、北ベトナムホーチミンによる解放記念日なのだそうだ。ただ解放記念日と言ってもベトナムの場合実はプロビンスごとに違う。北ベトナムは北から町を開放して言ったわけでサイゴンやメコンデルタの場合、4月下旬が解放記念日となる。これは歴史の史実に忠実なのかそれともプロビンスごとの独立性が高いのか、どうなんだろう。

いよいよプレイクウを離れる日。11時40分の飛行機にもかかわらず、9時からすでにすることは無い。とりあえず朝食でもとホテルの隣のうどん屋に入るが、フォーをかきこむ位で15分もすればあらかた終わってしまう。仕方が無いのでコーヒーショップに行って、アイスコーヒーで1時間粘ったが、ローカルスタッフとの会話も途切れがち。町はゆったり流れており、コーヒーショップに来る人たちも、コーヒーショップのオーナーである女性の幼馴染と言う感じの人が多い。私たちは完全に異端者扱いでもある。それでも1時間粘ったがそれでも10時をちょっと回ったところだった。それでも他にすることが無いのでホテルから空港へ向かう。



空港には出発の1時間20分ほど前についたが、チケットカウンターはまだ閉ざされている。仕方が無いので空港待合室で座って待っていたら、私たち2人しか待っていないにもかかわらず空港中にアナウンス。「チケットレジスターを開始します。」とのこと。う〜んしぶい。チケットカウンターの前に座っているのは私たち二人と分かっているのにこのアナウンス。
早速チケットを搭乗券に交換するとゲートに向かう。もちろんX線チェックや手荷物チェックは十分に行われたが、それでも5分はかからない。
この空港は2階が搭乗待合室になっている。早速2階に上がると誰もいない。隅に御土産物屋さんもあるがそこにも人はいない。さらに外気は30度以上にもかかわらずクーラーさえ効いていない。私と私のスタッフ二人でそのがらんとした待合室で椅子に腰掛けた。こんな時堂々と長いすの中央に座ればいいものをどうも居心地が悪く、隅っこの方に小さく座ってしまうのがおかしかった。
それでも搭乗30分ほど前になるとやっと売店も活動を開始し乗客も20人前後チラホラ集まりだした。2人だけの搭乗かと心配したが全部で乗客は20人ほどいるらしい。ちょっと安心してしまった。
売店をのぞくともちろん碌な者は売っていないが、ローカルスタッフがここのコーヒーはうまいと言うので購入することにした。購入した後ローカルスタッフを見ると袋一杯に干物を買っている。何を買ったのかと聞いた所「シナチクと鹿の干し肉」だと言う。面白いのでそれも購入してみることにした。水に戻して野菜などと炒めるとおいしいそうだが、こんなもの家の家族は食べないだろうなと思い始めた。

どうもこんなローカル空港で時間をつぶすには人間ができていないなと改めて反省した。





ベトナム通信目次に戻る