母来越

Name: 朝田 光 (2004年3月2日)

Date: 04年3月02日 13時14分53秒

50歳近くなったおっさんがこんなことを言うのもなんだが、先週金曜日から私の母がサイゴンへ来ている。50近くなっても息子は息子だから心配は心配であるが、77歳になっているにもかかわらず、息子がそのエネルギーに圧倒されてしまう。やはり日本人は老人の方が元気が良いのだ。
そういう状況で久しぶりにサイゴンを丹念に歩いて回った。最近2〜3ヶ月、ほとんどサイゴンの街を丹念に見るチャンスが無かったが、あまりの変貌に驚いた。とにかく行くところ行くところ今まであっただろう店が無い、あるいは改装している。サイゴンの土産物屋にも勝ち組と負け組みがはっきりしていることが良く分かる。昔は青磁の皿などが多く売られていたが、青磁専門店ははっきり言えば衰退してきており、今の土産物店はバチャン焼きが主流を占めている。また細かい刺繍屋さんも私の目からは激減しており、これまた時代を感じずに入られない。確かにサイゴンには3つのデパート、ショッピングセンターができているから、そちらにシフトしたのかもしれない。しかし土曜日にもかかわらずタックスセンターは人影がまばらだし、ダイアモンドプラザもそう活気だってはいない。サイゴンツーリストデパートは立地条件が悪いのかもしれないが、いつ行っても店員が暇そうにしている。やはり鳥インフルエンザの影響で観光客がごっそり減っているのかもしれない。



これはレストランでも顕著に影響が出ている。ベトナムのローカルが良く行くところは、夜中までわいわいがやがやとうるさいくらいだが、観光客向けのレストランは昔ほどの盛況振りが見られない。むしろ予約をしなくても入れるくらいだ。
フォーも鳥インフルエンザの影響で鶏のフォーは作られず、結局牛肉フォーだけの販売になっているから、利用者にも勢いが無い。どこまでも影響が大きい鳥インフルエンザなのだ。

昔は観光客が来たらドンコイ通りを一通り紹介しておけば3日ほど自由に遊んでくれたものだ。しかしドンコイ通りも様変わりが激しく、どこの店にどんなものが売られているのか私のほうも分からない状態で、さあどうぞショッピングを楽しんでくださいと言うわけには行かなくなってきた。昔であれば老舗の土産物屋のオーナーと結構親しくしていたが、今では新規開拓とばかり、一から価格交渉やら品質の検査など始めなくてはならない。その中で、銀細工のルーだけは健在ぶりを発揮はしていたが、尋ねてみるとオーナーが見せの真ん中で昼寝の最中であった。この店銀細工のオーダーメイドができることで有名だが、最近仕事が無いのか、金細工やらダイアモンド入りやらなにやらそこらの貴金属店と同じような仕事を始めている。こちらとしてはちょっとイメージが違う。
オーダーメイドで言えば、あまり公にはできないけれど、ベトナムの貴金属店では好きなジュエリーデザインをそのまま作ってくれる。悪い日本人はティファニーやらブルガリやらのカタログを持ってきてそれをそのまま作れと言う人もいるが、それなりにうまく作ってくれる。ベトナム産のブルガリであれば正価の10%程度でできてしまうので、遊びで作るには面白いのかもしれない。ただ金に関しては18金を頼まないと、16金で作られてしまうので要注意。

いかん老母の来越の話からショッピングに話が行ってしまった。
そういうわけで、ちょっとベト通のアップのタイミングが遅れたからといって、「デートに忙しいんやね きっと。だれとかは知らんけど」などくだらないメールはよこさないように。





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