カフェで一息

Name: 朝田 光 (2004年2月26日)

Date: 04年2月26日 12時12分11秒

ベト通を書いていると週に何回かネタ切れで苦しくなる。本来は週2〜3回のペースで書くつもりが気がつくと毎日になってしまった。Junさんにも指摘されたが、精神的に偏執的なところがあるのかもしれない。今日も書くことが無くハノイに向かう飛行機の中でも苦しみまくった。そう今ハノイにいる。今回は1泊2日だからそれほど大変なことは無いが、一週間に2回も通うとなるとチト苦しい。

最近サイゴンではカフェが賑わっている。特に1区のWindows1やサンワータワーのカフェなど週末の夜になると座る所も無いほどの人気だ。日本と同じように若者の暴飲離れ(アルコール類)も影響しているのだろうが、次々とおしゃれなカフェバーが増えてきている。このカフェブーム数年前コーヒー生産で有名なTrung Nguyenがサイゴンに直営店を出したことから始まると言っても過言ではない。このTrung Nguyenは東京六本木にも直営店を出しているから、日本の人でも知っている方がいるかもしれない。
Trung Nguyenの後、おしゃれなカフェバーが次々と登場した。豪華な内装をもつものや店内に欧風庭園があるものなどユニークなものが多い。



ベトナム人の間では週末の朝10時ごろけだるい雰囲気を漂わせ、カフェバーに行きウエイトレスに「いつもの一杯を頂戴」というのがクールなのだそうだ。おじさんがバーの止まり木でバーテンダーに向かって「いつもの」というのとどこか共通点があって面白い。
ベトナムのコーヒーと言えば、かなりきつめのしかもコンデンスミルクを入れて飲むのが一般的であったが、最近ではアメリカンコーヒーやらカフェオレなど西洋的なコーヒーも飲まれるようになった。されにその種類を熟知していることもクールと言われる所以なので、男性人はこぞって新しいコーヒーを試したがる。ただシナモンティーは紅茶にかき混ぜるべきシナモンを齧ってしまうのでサイゴンでは見たことが無い。(これは冗談)

もちろんユニークなカフェがたくさんできてきたと言うことは、日本と同じような発想をするベトナム人もいる。カフェオムと呼ばれるところは意味が2種類あり、ひとつは売春を兼ねているカフェ。ここは外国人では普通近づけない、そんな雰囲気の場所でもある。もう一種類は一般市民のためのもので、日本風に言えば「同伴喫茶」。一階は普通のカフェで、2階に上がると急に照明が暗くなり、そこかしこで抱擁しているカップルがいる。さらに3階に上がるとほとんど暗闇でそこで何が行われているかよくわからない。これがその仕組みらしい。この話はローカルスタッフから面白おかしく聞かされたので真相は良く分からない。どちらのカフェオムにしても外国人が立ち入れるところではない。

最近では有名なカフェバーの前はバイクや車が幾重にも駐車していて交通渋滞さえ起きている。週末の夜8時を過ぎるとある通りなど全く動かなくなってしまうほど。結構良いスロージャズなど流してロマンティックな雰囲気を醸し出し、そこに集う男女の視線が執拗に絡みつく。特にサンワータワーのカフェは屋外にテーブルを持ち出してそこで客にコーヒーを出すのでちょっとその前を歩いただけで、サイゴンの雰囲気が一変する。
悲しいことに朝田はそこでコーヒーを飲んだこともないし、一緒に飲んでもらえる女性もいないのでよくわからないが、きっと芳醇な香りのする時間を過ごしているに違いない。

なにせ尼姉とコーヒーを飲もうと思っても彼女の行きつけの店は路上で風呂場にあるようなプラスティックの椅子に座らされて飲まされるから、芳醇な香りと言うよりは下品な言い方をしてしまうと「ちょっとションベン臭い」





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