何回も話して申し訳ない

Name: 朝田 光 (2004年2月20日)

Date: 04年2月20日 20時19分03秒

今ハノイにいる。
ミャンマーのディーラー親父がハノイのディーラーに表敬訪問したいというので付き合わされた。まあ理由はどうあれ体のよい観光旅行の一環だ。このため明日からハロン湾ツアーなどに付き合わなくてはならない。まあ3年半もいてハロン湾に行ったことが無いので丁度良い言い訳ができた。
ハノイには昨日の夜ついたのだが、飛行機は満席。この1月1日から外国人とベトナム人の不公平航空料金が是正され、ベトナム人にとってはかなり値上げになってしまったにもかかわらず、満席とはこの国の経済は私が知らないところで多くの金を生み出しているに違いない。飛行機は順調だったが相変わらずハノイのノイバイ空港からハノイ市内までの道は一部とんでもないところが多く、ここは農道を国道に転換したのではないかと思われるところが多く、決して車の乗り心地は良くない。それでもやっとの思いで1時間かけてハノイ市内のホテルまでついた。

話が繰り返しになって申し訳ないが、ここハノイでももちろん鶏が大問題となっている。今朝散歩がてらに近くの市場に行ってもたが、かつて鶏を入れていた空のケージが放置されている。ただ驚いたことにここハノイの市場には鶏卵が販売されていた。どうもサイゴンと感覚が違うようだ。ハノイのほうがもちろん鳥インフルエンザの被害が大きいのに、この光景ハノイ人の神経が良く分からない。
さらに珍しい光景に出くわした。道を歩いていたら警官がやってきて、民家に突入。その後警官がぶら下げてきたものは鳩2羽と鶏3羽。ハノイの中心部で鶏を飼っている人たちがいたのだ。もちろん警察は全てを押収し飼い主に罰金と思われる書類を渡していたが、飼い主は声高に抗議していた。どうも「食用ではなくペットとして飼っていたので問題ないと思った」と言っているらしい。ペットだろうが食肉だろうが、今鶏が問題になっていることを全く理解していない。



ハノイの郊外を走るともっとすごい光景がある。農家の庭先に鶏が放し飼いにされているのである。ベトナム政府がいくら処分したと言ってもこれでは伝染は拡がる一方だろう。ある日系企業の工場では隣の農家から放し飼いの鶏が向上の敷地内を我が物顔で歩き回ることに悩まされていた。農家の鶏だから処分するわけには行かないし、放し飼いだから犬のように鎖で繋いでおけとも言い難い。ましては工場の隣だから色々と波風は立てたくない。頭の痛い問題だ。

ハノイの鶏押収ケースはベトナムのある意味での怖さを象徴している。もちろん鶏だからけたたましく鳴くことは分かっているが、路地の相当奥でしかも住居の中に飼われていた鶏が警察の知るところになると言うのは、間違いなく「タレコミ」であろう。戦時中の日本のようにもしかしたら隣近所を監視している何かがあるのかもしれない。

サイゴンでは鶏卵の販売が始まったようだ。政府が検査してさらに全て殺菌した卵が検査済みのシールを貼られて販売されるようだ。鶏肉も政府の認可を受けた養鶏場と処分工場が生産したものに限って販売が許されるらしい。それでもベトナム人は今まさに鶏に対してアレルギーを持っているので、昔のような販売量にはならないのではないだろうか。

フォーギャーやチキンライス、鶏肉を使ったベトナム料理は数多い。
それら私にとって大好物の鶏肉料理が安心して食べられるようになるのは一体いつなのだろうか。早く来ることを心の底から祈らずにいられない。





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