なんだかよくわからない
Name: 朝田 光 (2004年2月19日)
Date: 04年2月19日 15時32分36秒
今日の朝NHKの「7時のニュース」を見ていたら案の定放映権の問題で日本対オマーン線の映像は見られなかったが、とにかく勝利してほっと一安心。まあこれからも長い道のりが続くが順調に勝って欲しい。ベトナムのナショナルチームも実は昨日ワールドカップの一次予選がありベトナム対モルジブ戦であった。サッカーと聞いたらベトナム人は常に血が沸き立つものとばかり思っていたが、4対0で圧倒したにもかかわらず昨晩のサイゴンは平穏そのものだった。翌日ローカルスタッフに聞いてみたところ、相手が相手だけに何の関心も持たないと言われてしまった。ベトナムサッカーも強くなったものだ。
先月横浜マリノスがクラブ選手権予選のためにベトナムに来た。スコアは良く覚えていないが、圧勝したと聞いている。多分日本でもこのニュースなぞ流れていないだろう。これと同じことがきっとベトナム対モルジブ戦でベトナム人が感じたことなんだろう。
さてこの横浜マリノス、もちろんホームとアウエイがあるから次の開催は日本で行われる予定だ。しかしローカルスタッフに言わせるとベトナム側があまりの実力の違いに恐れをなし、一軍ではなく補欠で日本戦を闘うことがありうるといっている。1軍はそれなりにプライドもあるので、日本にまで行ってまたしてもバランバランにやられてしまうことを恐れていると言うのだ。まあさもありナン。

最近どうも日本への憧れがベトナム人の間でさらに高まってきているような気がする。日本語を勉強しているベトナム人も多く見かけるようになった。ホテルのレセプションでも器用に日本語を操る人も見かけるようにもなった。ただ私見で言えば日本語は世界で一番難しい言語だ。もちろん色々な角度で困難さを議論することはあるのだろうが、漢字、カタカナ、ひらがな。それに敬語の類。さらにレベルアップを要求されると男言葉、女言葉。もっと言えば会話の最中の間、阿吽の呼吸というのも加味されてくる。Junさんの一言で立派に日本語を操る外国人の話も合ったが、ベトナム人にとっては文化的に近いところもあり、それが返って邪魔してより一層日本語を難しくしてしまうのだ。
考えれば日本語は他の言語に訳すのに本当に難しい言葉が多い。「お蔭様で」「適当にやっておいてくれ」「まあ、いいか」など日常的に使われている言葉も背景を知らない初級のベトナム人には難しい。これも書いたかもしれないが、ある日本語教師が苦労した言葉に「人の迷惑になることはしてはいけない」。この迷惑がベトナム人に理解させることが難しい。『「迷惑」って言うのは人が嫌がること、例えば夜中に大きな音で音楽を聴かないとかいうことかな』と説明したらしいが、次のテストで「迷惑」の意味を尋ねたら、9割の学生が「夜中に大きな音で音楽を聞かないこと」と答えたらしい。
日本人はいわゆる「島国根性」というやつで、他人の目を最大限気にする民族である。それが良い方向に働くことが多いのだが、外国から見ればどうしてそこまで気にするのかということになってしまい、結局日本人の心を理解するのに膨大な時間がかかってしまう。これも日本語を難しくさせている一因だと思う。
これに対して日本語に訳せないベトナム語も多い。ベトナム人は個人志向が強いからあらゆる場面で「余計なお節介」や、「全くそれは違うよ」とか「いい加減にしてよ」などといった言葉が短く単語として存在する。これも日本とは違う文化だからだ。
特に難しいのが関西にわずかに存在する、関西弁の「いちびり」に当たる言葉。この意味も尼姉あたりに解説してもらえばもっと良いのだろうが、「いたずらっ子」とか「冗談好き」とかあるいは「冗談好き」などに通じる、「ワイワー」という単語。これだけ説明しても多分大方の意味はもっと深いところにあり説明しきれない。
なんだかよくわからないベトナム通信で申し訳ない。