アンコールワットに来て思ったこと

Name: 朝田 光 (2004年2月12日)

Date: 04年2月12日 18時24分38秒

今日の昼の飛行機でサイゴンからシェムリップに来た。シェムリップはアンコールワット観光の要となる都市にある飛行場で、サイゴンから小一時間で来られる。ハノイへ行くよりずっと短い飛行時間で来られるわけだ。

私のほぼ3年半に渡るベトナム駐在でアンコールワットだけは行ったほうが良いと言い続けられて、さらにカンボジアのディーラーから重い背中を押されるようにして、この地にやってきた。もちろんここにリセーラーがいるので、仕事がらみは仕事がらみではあるが、到着し遅い昼飯を食べた後、打ち合わせを行いそれでも3時頃から観光ということになった。初日ということもあり、アンコールワットの中に直接入るわけではなく、まずはアンコールワットの歴史を知るということで文化センターのようなところに連れて行かれ展示物を見ながらカンボジアの歴史を再度勉強する。ここの文化センターはまるで江戸村のような展開で小さな池の周りにミニチュアのカンボジア遺跡が置いてある。日本にもこんなテーマパークがあったような気がしたが、ここに来るだけでカンボジアの主要な遺跡が一同に見られてしまう的な物であった。面白かったがやはりチャチはチャチでフンフン言いながら余り感動も無かった。
この文化村でカンボジアの伝統的ダンスをしていた。思わず「カンボジアのダンスはタイのトラディショナルダンスに似ている」と言ってしまったらカンボジアのディーラーオーナーに「タイがカンボジアのダンスをコピーしたんです」ときつく言われてしまった。



その後やっとアンコールワットの全景を見ようと言われ楽しみにしていたら、アンコールワットの正門を通り過ぎ一路空港の方へ向かう。ついた先には大きな気球が用意されていて、これで空からアンコールワットを見るという。気球は初めての経験だったので喜び勇んで乗り込んだ。確かに空から見るワンコールワットの全景は素晴らしいものがあったが、この気球風に揺られてふらふら動く。もちろんそういう風になっているのだから仕方が無いのだが、たとえ気球が命綱で地面と繋がっていると分かっていてもとにかく怖い。自分が極度の高所恐怖症であったことがいまさらのように自覚された。
次にアンコールワットの夕陽が綺麗だということで、小山の上にある寺院まで登ることになった。階段も無い急斜面を一気に上りさらに寺院に着いたら、これ以上狭くできないほどの下段を恐る恐る登る羽目になった。この小山観光名所なのか多くの観光客で賑わっている。もちろんこんな急な斜面を登れない人用に象で頂上まで行くサービスもあったが、多くの人たちは息を切らせながら斜面を登っていった。
ここで夕陽に映えるアンコールワットを見るのだが、思うスポットは全て多くの人で立錐の余地も無いほどで、なんだかアンコールワットを見に行ったのか人を見に行ったのか分からない状態であった。

アンコールワットは明日寺院の中に入る予定なので感想を言うのはまだ早いのは良く分かっているが、どうも私には性に会わない。マンダレーがあまりにも良すぎたせいか、あまりにも観光地化してしまっていて、厳かな感じがしない。
マンダレーの腹の底を揺さぶるような日没とともに始まる街中の読経、これが強烈なインパクトとして私に残っているからかもしれない。
私自身こいいう風景に対しちょっと贅沢になってしまっている。





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