鳥インフルエンザ

Name: 朝田 光 (2004年2月7日)

Date: 04年2月07日 09時52分19秒

再開に関し一本書けばいいかと思ったが、どうしてもこの鳥インフルエンザについて触れざるを得ない。

鳥インフルエンザは今盛んに報道されている鶏を中心としたインフルエンザで、今日現在ベトナム国内で119人の患者がこのインフルエンザに感染されていると疑われている。また10人がそのインフルエンザで死亡されたと言われている。最初は北部中心で広がってきたが、最近ではメコンデルタでも発生しその患者がサイゴンまで搬送された結果死亡するということまで起きている。これに伴って街中から鶏が消えた。
ベトナムのテト(旧正月)は基本的に鶏料理で祝うのが一般的だが、今回はほとんどの家庭から鶏が消え、その代わりに魚料理や豚料理、牛肉料理が大勢を占めたようだ。変ったところでは鶏肉に味がちょっと似ているのか蛙を代用して料理した家庭もあったようだ。この影響は今現在も続いている。有名なベトナム麺フォーもフォーギャー(鶏うどん)は街中から消えるし、またフォーギャーで有名な店は閉店にさえ追い込まれている。ケンタッキーフライドチキンはもちろん閉店中で、フライドチキンとは看板で言いながら、現在豚と魚料理を研究中と新聞で報道されている。ベトナムにしては極めてナーバスな状態が続いている。あの彼らがゆで卵でさえ口にしないのだから驚きでもある。



これに比べてやはり中国はゆったりしている。上海の市場から生きた鶏が消えたのが大々的に報道されて入るが、どこの中華料理店へ行っても何も変らないかのように鶏料理が出てくる。また鶏料理を拒否しても鴨やアヒルが出てくる有様で、この2国の違いは文化の違いを超えて理解の範囲を超えている。
タイはあまり長くいなかったのでよくわからないが、バンコクから上海まで乗ったタイエアはフライトアテンダントがわざわざ、全ての鶏料理をキャンセルしましたとアナウンススしていたから結構シビアな対応なのかもしれない。それに比べて帰りの上海国際航空は堂々と鶏の照り焼きなどを出していた。そんなものなのかもしれない。
去年のSARSの時もそうだったが、どうも最近こういったウィルスのよる問題がこの頃東南アジアを中心に多く発生している。この間、ミャンマーのディーラーと話していたのだが、どうして最近こう多く発生するのかがよくわからない。色々話し合った結果推測ではあるが次のような結論に至った。「情報の開示」である。昔であれば中国にしろベトナムにしろ、たとえ大量に鶏が死亡しようが人が数十人死亡しようが対外に情報を開示することは無かった。しかし最近の国際情勢はそれを許さず全て公になってしまう。これはいいことなのだが、昔から起きていたことでさえ、つい最近流行してきたかのような誤解さえ与えてしまっているのではないだろうか。この点ミャンマーは開示が限られているので実態が良く分からない。SARSの時も一人の患者もいないとされているし、今回も全く感染は無いと発表しているが、どこまで正確なのかは分からない。これが今まで中国でもベトナムでも平気で行われていたことではなかったか。
まあ神経質すぎるという側面も見逃せない。あれほど色々なメディアが加熱すればウィルスは死滅すると言っているのに街中から鶏肉がなくなるというのもある意味ではヒステリックな現象でもある。

まあ日本人にしても結構対岸の火事みたいなところがあって、私のところにメールですぐにでも感染してしまいかねないのではと心配されている方も多いのだが、これはベトナムだけの問題ではなく韓国も含めた東アジアの問題だと考えるべきと思うのだが、いかがかな。





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