運び屋「光」

Name: 朝田 光 (2004年1月12日)

Date: 04年1月12日 12時41分07秒

先週の金曜日の朝かシンガポールに飛び金曜日午後土曜日全日会議に参加した。最近週末を使って会議を行うことが多く、いかに精神が偏っている朝田においても肉体的には苦しいものがある。
ところでここであらかじめお断りしておくがこのベト通1月14日をもって休載となる。これは精神が偏っているコメントに反発するわけでもなく、作者体調不良によるものでもない。単純に1月14日の夜行便から又してもドサマワリが始まるからである。上海に行って会議を行い日本へ一時帰国。これも仕事が関係しているので自宅でゴロゴロとは到底いかない。1週間ほど日本で過ごした後、そこからバンコク経由ミャンマー ヤンゴンへ、2泊の急ぎ足でそのまま又しても上海へ会議出席。
どうもうちの会社私を過大評価しているのか最近自前の仕事以外のものが増えてきている。色々な問題についてアドバイスを求められても、こそばゆいばかりでどうも妙案は浮かばない。
ただ日本本社も良く考えている。旧正月はアジアのほとんどが休みになることを見越して日本へ呼び寄せる。う〜んうまい。

結論から言うとこういうドサマワリの結果、3週間ほど休載を余儀なくされてしまった。これはくれぐれもJunさんと喧嘩をしたわけでも精神が偏っているわけでもないのであしからず。



さて前置きが長くなった。シンガポールに着いたとたん、尼姉からメールをもらった「上海蟹をむさぼるように食べたい。」と。彼女はここを上海と勘違いしているのかもしれないが、困った要求である。以前船宿から日本のドラマをDVDで見たいと言われ、クアラルンプール中を探し回りやっと買って帰った覚えがある。今回もシンガポールを思いつく限りくまなく探し最後は中華街まで行ったが、それらしいものは見つからなかった。苦労した甲斐は全く得られなかった。いつも尼姉からは人生の何たるものかを教えられる。

尼姉はベトナムから外に出る事が少ないので色々なものを頼まれる。インスタントラーメンから始まり、この間など酒を飲んでいる時にふっと宙を眺めながら「ハーゲンダッツのアイスクリームって本当においしいねん」とわけの分からないことを言い出す。
私は日本食材の卸業を行っているわけでもなくただのサラリーマンだから、そんなことを言われても困るのだが、シンガポールのチャンギにハーゲンダッツがあったので購入することにした。ただチャンギにしては珍しくサービスが悪く冷凍材を置いていないのである。仕方が無いので大量の氷ともに飛行機に搭乗したが、それでも溶ける溶ける。飛行機を降りた頃には袋がベタベタになっていた。きっとこれは一回完全に溶けてしまっただろうなと思ったが、再度自宅の冷凍庫に入れて再凍結した。
その日彼女は船宿で優雅にホテルディナーを楽しんでいることを聞きつけていたので、ワインを飲んでいるところに、シンガポールデューティーフリーショップ特有の透明バッグにインスタントラーメンとともにハーゲンダッツを詰め込んで、手渡しすることに成功した。リベンジのつもりでウェイトレスの前で分かるように渡して差し上げたが、さすが尼姉、全く動じることもなかった。さらにちょっと一口食べさせてくれるのかとスプーンを探すそぶりをしたが、「ありがとう、すぐに持って帰るわ」と言われ、私のスプーンは思わず宙を泳いでしまった。

その返事を今日の朝もらった。
昨日はお疲れのところ、どうもありがとうございました。いつも本当にありがとうです。ハーゲンダッツはちょっと、驚き。もちろん、大事に大事に食べさせていただきます。
“ミント味”のアーモンドフレーバー。上海蟹、残念やったけど。

だいたいハーゲンダッツにミント味のアーモンドフレーバーなんてあるわけねえだろうが。
ちょっと待てよ、こいつまだ「上海蟹」にこだわってやがる。





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