失敗しちゃった
Name: 朝田 光 (2003年12月28日)
Date: 03年12月28日 16時13分26秒
クリスマスの話が続いて申し訳ない。
クリスマス当日25日は実はベトナムは祝日ではないのだが、当社は昔から公休としている。25日一人で家にいてもつまらないので、ゴルフに行ったがその日の夜、船宿やら尼姉など結局3人の女性がなんと私の家に来てホームパーティーをしたいと言い出した。
彼女たちは昼間仕事があるのでもちろん料理を作ることはない。ということは結果的に私が作らざるを得ないことになるのだ。去年は4〜5回こんなことをやったから、大体どんな段取りで作るかはわかっているが、一人分の料理で適当に作るのと違いメニューも考えなければならないし、下ごしらえも結構辛いものがある。もうホームパーティーはやめたいと何回も考えたが、したいと言われるとどうも人の良い朝田はつい引き受けてしまう。
今回はもう定番になった炊き込みご飯、豚汁、魚の蒸し物、それに野菜サラダを作ることにした。私の料理の基本は「命の出汁」ではないが、チキンスープが常に必要となる。まず24日前日に、マーケットで生きた鶏をつぶしてもらい内臓を取って綺麗に水洗い。この時ちょっと気持ちが悪い。まだ鶏の体温が残っているので体をごしごし洗っているときも生きていた証を感じてしまう。

本当はたわしでごしごし洗うのが良いのだが、今回は手でごしごし。まず鶏を一回沸騰するまで煮込む。そのスープを全て捨て、そこからスープ取りが始まるのだ。一回捨てないと取り残した血など汚れがスープをクリアするのに邪魔になる。こうして丸2日間スロークッカーで煮込む。こうして「命のチキンスープ」を作った。
炊き込みご飯は、ご飯にこのチキンスープを入れ、今回は筍、生姜とさらに鶏の胸肉を入れ炊き込む。本来は椎茸やら人参を入れるべきだが、あまり具が多すぎると米のおいしさが出てこないような気がするので、具は出来るだけ少なくした。味付けは日本から持ち帰った味醂、そして醤油を入れる。
次に豚汁は豚のブロックをウエットマーケットで買って、それを食べやすいように切り分ける。それをまずは炒めて、そこに玉葱をいれる。ちょっとしてからモヤシを脂が絡むように混ぜ合わせて、又してもチキンスープを投入。最後に味噌を入れて、味を調える意味で少量の醤油をたらす。結果的にこの豚汁はうまくいった。
魚の蒸し物は苦労した。ベトナム特産のピンクの平べったい魚を買ってきて内蔵を取り除き、鱗を取る。平らな皿を用意してそこに大量の生姜と長ネギを適当な大きさに切って絨毯のように引く。その上に魚を載せてその上にも同じように生姜と長ネギを載せる。それを蒸すわけだ。しかしこんな大きな魚(体調20cmくらい)を蒸せる蒸し器などないから、ザルの上に載せてその上に蓋の代わりに皿を載せる。それを中華なべの上において蒸した。これが失敗した。うまく蒸しきることが出来ないのだ。それでも悪戦苦闘してやっとそれらしくなったところを、煙が出るほど熱した油を出来上がりにかける。それを醤油で食べるわけだ。本来はおいしいはずだが、蒸しに関して全く納得が行かない。
炊き込みご飯も芯が残ってしまっていた。これはどうもちょっと入れた油揚げと筍が随分スープを吸ってしまったようだ。さらに悪いことに日本米で炊いたはずが、ベトナム米だったので、米に粘り気がなくサラサラ状態。もう一回スープを足して炊きなおしたら、芯は消えたがサラサラ状態は変わらず。
どうも素人の料理はこれだから駄目だね。
次の日は肩やら肘やら変な筋肉痛が残っていた。