昨日の話し
Name: 朝田 光 (2003年12月25日)
Date: 03年12月25日 16時27分10秒
昨日久しぶりに尼姉にあった。今月に入って初めてだねなどと皮肉をたっぷり言われながら、酒を飲んでしまった。
最近尼姉を含めベトナム人ってどうなんだい?という質問をよく受ける。
ベトナム生活倶楽部の掲示板から薀蓄のある表現を借用するとベトナム人は3種類いるらしい。ベトナム人を見ていて、1. 宝クジを売るベトナム人2. それを買うベトナム人3. それを買わないベトナム人。うん、これはなかなか含蓄のある言葉、気に入っている。だがベトナム人の本質をついているのは次のコメントだろう。
「プライドが高い」というより「メンツが高い」って気がします。この差は結構大きいですよ。
プライドが高い人=過ちを、他人から指摘されずとも、自ら律す。
メンツが高い人=過ちを指摘されたら、何かのせいにし、自らを正当化する。
これは拍手喝さい。その通り。特に「何かのせいにし、自らを正当化する。」は本質を突いているのかもしれない。

最近当社の製品をめぐるトラブルが多くなってきている。それも日系企業を中心とした外国企業で多く起こりがちなトラブルである。このトラブルは簡単に言ってしまえば、日本人とローカルスタッフとのコミュニケーションに大きな問題があるのだが、ベトナム人の言い訳好きがトラブルを多くしてしまう。例えば、当社製品を2台使っているお客さんからクレームが入る。「1台は正常に動作するが、違う1台は故障が多い。」しかし調べてみるとどちらも正常に動いており、大きな問題は見当たらない。2週間ほど調査して分かったことは、日本人がローカルスタッフに作業を命じる。しかしローカルスタッフはあまり要領がよくないらしく、時間ばかりかかって日本人が望むタイミングで仕事を終えることが出来ない。イライラした日本人はローカルスタッフに「いつになったら出来るんだ」と怒る。そこでローカルスタッフたまらず「いや機械が故障ばかりしているので仕事がはかどらない。」と言ってしまうのだ。これが結果的に当社製品の故障が多いという間違った認識を日本人に与えてしまう。このとっさの言い訳、これがどんどん大きくなってしまい、会社同士の問題へと行き着いてしまう。こんなこと今までたくさん経験してきた。特に変な日本人や、英語の全く分からない日本人駐在員にかかると、こちらが彼らのスタッフと彼との間の通訳をさせられてしまうこともよくある。
当社もグローバルカンパニーの名前を名乗っている以上全世界共通のサービスを行わなければならないのはよくわかっているが、ベトナムまで来て日本語が分かるスタッフを多く雇用するには規模が小さすぎる。勢い私がお客さんのもとへ出向いて説明することも多いのだが、日本人だけ別室で説明を受けるなど日常茶飯事で、こんなことをやっていればいるほど業務がおかしくなるのは自明の理である。
「お前の話はよくわからない。日本人を連れて来い」こういわれることもしばしばである。それでもここはベトナムなのだから、せめて片言でいいから英語を話してコミュニケーションをとる努力をする必要があるだろう。
よく社内で話すことがあるのだけど、このクレーム、もしかしたら単身赴任者のおじさんたちが寂しさのあまり文句を付けるのではないかと…
以前になるがあるお客さん、機会の中にある歯車の一部が欠けたのでその部品を交換すると説明したら、歯車の交換は良いが、その歯車を支えている台軸は交換するなと言う。考えてみればすぐ分かることだが、台軸と歯車は固定されているから一体型になっている。このパーツを無理やり分解するわけにはいかない。こんな単純なことも納得させるのに1時間以上かかった。
電話をしながらこの人だれかと話がしたいんだと実感した。