ちょっと一言

Name: 朝田 光 (2003年12月19日)

Date: 03年12月19日 14時02分07秒

こんな通信をやっている以上人の揚げ足を取ったり、知らないことを深く追求したりするのは良くないのは分かっている。特に相手がJunさんであればなおさらである。しかし今回はちょっと彼の今日の一言を訂正してみたくなってしまった。

彼の今日の一言
このところのバンコクはほんとに涼しく、昼夜を問わずエアコンを全く使わない。夜寝る時は掛け布団をしっかり掛けないと寒い。だからということはないだろうが、近くのショッピングセンターの衣料品売り場ではニットのセーターや毛糸のマフラー、手袋まで着けたマネキンが並んでいた。実際にタイでこういう格好はしないだろうが、マレーシアを含め常夏で暮らす人々は、こういういでたちに憧れを持っている。やはりファッションは寒い国で育つのだ。



まず多分誤解があると思うのだが、東南アジアといっても常夏の国ではない。何回も書いている通りハノイなど夜は下手すりゃ10度を下回る。最北端では雪が降ることもある。ミャンマーなどは常に雪を被っている山もある。実はタイも例外ではないのだ。タイ北部の町はほぼラオスのビエンチャンと同じ様な気候である。かつて昔ビエンチャンの冬がイカに寒いかを書いたことがある。メコン河を渡る風はそれは冷たい。この時期ほとんどの人が重装備をしている。実はサイゴンでもバンコクでもこれら冬用衣料は必需品なのである。しかもタイは分からないが、人口の20%近くをクリスチャンで占めるベトナムはクリスマスプレゼントの真っ盛り。北から来た人たちはこういった冬用衣料を買って故郷に帰るのが毎年行事になっている。もちろんタイは仏教国だからベトナムのように極端なクリスマス行事はないとは思うが、北から出稼ぎに来た人がこういった冬用衣料を購入するのは容易に理解できる。
ファッションとして冬用衣料を購入するということもあるかもしれない。サイゴンは以前にも書いたがバンコクと同じように今涼しいと通り越して寒い。このためビルのクーラーをいくら調節しても外気が冷たい分余計冷えてしまう。だから私のスタッフも実はニットのセーターを羽織っていたりする。これがファッショナブルといえばそうかもしれない。

サイゴンが特種なのかもしれないが、バイクに乗るときに防寒ジャケットは必需品になる。風を通さないよう、また外気が寒いのでウィンドブレーカー程度ではまだ寒い。このため防寒ジャケットを着ているわけだ。

タイの人もベトナムの人も雪を見たことがないというのはある意味でも誤解で、もちろん北部の高山地帯にはちらほらと雪らしいものが降ることもある。日本の気象庁は認定していないがかつてテレビに沖縄で雪が降ったことが映し出されたことがある。どこでもこの程度の寒さは起こりうるのだ。

なにか批判がましいことを言ってしまったが、皆さんに東南アジアは「常夏」と思っていると痛い目にあうと説明したかったのが翻意である。何人の日本人が、ハノイがあまりに寒いので防寒着が足りなくてお困りになっていることか。これもあわせて申し上げておく。





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