プノンペン オープンハウス
Name: 朝田 光 (2003年11月13日)
Date: 03年11月13日 16時11分17秒
どうもJunさんの「失恋」や「フットボール」にケチをつけたくなってしまった。これも疲れのせいかもしれない。「失恋」は2ヶ月前ベトナムで結構流行ったコマーシャルであるが、男女の営みがあまりにも生々しすぎるとベトナム人から毛嫌いされ、また犬はあんな格好でしないだろうなど無用な突っ込みも受けた作品でもある。確かに日本ではテレビコードがあってあのコマーシャルは無理だろう。それにしても「BRIDGESTONE」よく作った。その方をほめたい。「フットボール」もベトナム人の受けは今ひとつ。動物愛護の精神からいかがなものかなど、冗談の向こう側での議論が起きてしまう。コマーシャルは難しいものだ。
さて今日駆け足でカンボジア旅行を終えてサイゴンへ帰ってきた。3時に出張者が来るから本当に目まぐるしい。プノンペンとサイゴンの間は30分のフライトなので当然昼食は出ない。2時半にオフィスについてそれから昼食と言うのも情けない。結局食べずに夕食まできてしまった。まあ色々あって食べるのを忘れたというのが正確かもしれない。

カンボジアのディーラーのオーナーはまだ若く30台半ば。夫婦共働きで店を支えている典型的なパパママショップ。それでも徐々に従業員も増え会社らしくなってきた。その奥さんが2人目の子供を妊娠し今妊娠4ヶ月。2人目だしまだ食欲もありそうなのでそんなに心配はなさそうだが、彼女が働いていた分旦那にしわ寄せが来ているようでそっちの方が心配でもある。そんな彼らだが、2人目の子供のために新しく家を購入したと言うので招待された。いつも思うのだが東南アジアの人たちは家を購入したり新築したりすると見せびらかすように招待する。私など年に4回ほどしかカンボジアのディーラーに会わないし日本人だからその家が素晴らしいのかどうなのかの判断もつかないのに呼ばれてしまう。これも付き合いと言われればその通りなのだが、この行事、実は苦手なものの一つでもある。
2000万円ほどして購入したと言われる家は門番がいる大きなゲートを通り越して5分ほど車で行ったところにある。治安対策で100軒ほどの家がぐるりと大きな塀で取り囲まれている。確かによさそうだ。彼の家は2階に3ベットルームで1階はダイニング、リビング、キッチンそれにメイドルームからなる典型的な中流階級の家であった。彼ははにかみながらもう少し大きな家も買えるのだが、家族4人では大きすぎると寂しいし、風水の観点からも良くないと言っていた。確かに4人家族では十分すぎる広さだろう。それでもこれだけ見せられてどう言えばいいのか本当に困る。「Very Good」とは言ってみたが、この家のどこがいいのかほめる手段を知らない。2階の窓から見えるのは隣の窓、風通しもあまり良さそうではない。日本と違い日当たりが良い家はもちろん嫌われるのでリビングは昼間にもかかわらず暗い。(日当たりが良いと常に暑いからわざと日当たりを悪くするように設計する)この暗さがちょっとじめじめ感を感じさせるのだが…
これって全て日本人の感覚で見つめているから、どうも難しい。実際日当たりの良い部屋にいたときの暑さは体験しているのだが、それでも体の芯は日本人だからどうも居心地が悪いように思えてしまう。
されにこんなことを言ってはいけないのだろうが、夫婦の寝室を見せられ、中央にダブルベッドなどあるとどうも犬の「失恋」を連想してしまい、失恋した犬のような感覚さえ持ってしまう。困ったものである。
どうも最近いかん。ついつい何でも批判してしまう。もっと前向きに生きなければと思うのだが、状況が許してくれない。