ハノイの北その1

Name: 朝田 光 (2003年10月29日)

Date: 03年10月29日 15時34分55秒

という訳で日曜日にビエンチャンから帰ってきて月曜日最終便でハノイへ、そして火曜日ハノイから車に乗って北へ向かった。一年ほど前も同じように北へ向かったが、そのときはサパに向かって行った。今回は東に向かって車を走らせるのだ。
まずランソン市という中国との国境の街に向かう。ハノイから車3時間ほどのところにある。ハノイからランソン市までの道は結構整備されているのですいすいと進むが、途中から大きな荷物を運んできる人たちが道に現れる。この人たちは中国から密輸品を運ぶ運びやだときいた。こういう人たちがまだいるんだ。
さてランソン市に着くとディーラーの親父が待っていた。一連の挨拶を終えると昼食。今日はジャコウネズミの鍋である。どうもこの味について書くのは難しいのだが、まず食感は結構タフ。つまりチュウーインガムとはいわないが硬い。ジャコウネズミは脂肪が少ないので脂っこくは無いが、鶏肉と同じように黄色い脂が鍋の表面に浮かぶ。多分そのまま食べると臭みが強いのだろう。沢山の薬草を一緒に煮込んでいるので汁はほとんど黒に近い。最初は抵抗感が強かったがそのうちうまいと感じるようになった。
ジャコウネズミおいしいことはおいしいのだが以前食べたことがあるモグラと同様に小骨が多くて食べるのに苦労した。



人はよくそんなものを食べられるわねというが、今回もそうだがこれら地方のディーラーにすればこういった珍味は高価なもので、大変なご馳走なのだ。これを無駄にして食べられませんとは私は言えない。
この昼食、もちろん北の文化に従って地元焼酎を一人四合ほど飲まされてしまった。昼の1時過ぎからほぼ3時近くまで飲まされてしまって、「この酒は絶対頭が痛くなるような二日酔いにはならない」と言われたにもかかわらず、飲んだ後一時間も過ぎた頃からきっちり頭が痛くなってしまった。
昼食の後あまり国境らしくない中国との国境を見学し、なんだかよくわからないのだが、そのディーラーの親父の家に招待された。やっとこのディーラーから解放されると夕食を取るためにバクヤンという街に向かった。ランソン市で時間を費やしてしまったのと、3時間ほどの行程のためバクヤンのディーラーに会ったときには8時半を回っていた。
バクヤンのディーラーはまず見たことが無い銘柄の赤ワインを取り出して乾杯を始めた。ワインは嫌いだが地元焼酎よりアルコール度数が少ないのでほっとしたが、味わってみると普通のワインより度数が高いような気がする。ベトナムや中国はこんな変なワインがあるから気をつけなければいけない。
それから夕食。今回はまたしてもスッポン鍋。恒例に従いまたしても右足を頂戴する。スッポン鍋は日本と違いスッポンがそのまま丸で出てきてそれが小さくカットされる。緑色のスッポンそのものを直に見るわけだから結構グロテスク。ここでも薬草と一緒に煮込んで鍋にするのだが、野菜もふんだんにいれ食べやすい鍋であった。
北の食事には酒は必需品。今回は白ワインでこれも何本か忘れたが大量に飲まされた。この飲みっぷりを歓心していただいたのかお土産に「白馬の骨の薬」を頂いた。昔トラの骨の薬を頂いたことがあるが今回は白馬である。これも精力剤なのだそうだが、どうしてこう動物物なのかと不思議に思ってしまう。
今日は一端ハノイに戻り明日また北を目指す。ハノイに着いたのは結局11時半。
お疲れ様でした。





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