私に捧げる賛歌
Name: 朝田 光 (2003年7月31日)
Date: 03年7月31日 10時42分26秒
昨日は結局午前11時からキャンセル待ちを待って12時半の飛行機でサイゴンへ帰ることが出来た。それでもおとといに引き続いて昼食は取れない。そして今日は来るまでニャチャンへ旅立つ。どうも慌しくていけない。
先ほど下記のニュースをYahooで見つけた。
高知県と高知市が出資して運営する高知競馬(高知市長浜)に、デビュー以来90連敗の馬がいる。2着は4度のみで、獲得賞金もわずか102万9000円。競走馬は連敗が続けば処分されることが多いが、「順位に関係なく走らせてあげたい」という馬主らの粋な計らいで、馬場を疾走する。初勝利の瞬間を見たいのか、一獲千金の夢にかけるファンが多いのか、他の馬が出走するレースより客の入りはいいという。次回のレースは今月27日

確か高名な建築家の本に100連敗というような本があったが、この本はいかにユニークな建築を切磋琢磨して築き上げていくかと言う本だったと思う。しかしこの馬はどうだろう。この馬の馬主の心意気、そしてそれを許す周辺の人の温かさがたまらない。最近嫌な話が多い私もこのニュースには多くのことを考えさせられた。
どうも勝ちばかりにこだわりすぎて周りを見ていないことが多い。こんなことでいいのか、こんなんでは自分の思っている道とは違う。気がついて見るとどうも愚痴ばかり。気持ちを萎えさせては前へ進めないのだ。この馬だって一生懸命走っている姿に感銘しているファンが他のレースより多く入っているのだろう。勝つまでの長い道のり、それを信じて馬主もファンも揃って温かく見つめる。それよりも馬もきっと分かっているはずだ。
人間特に私など苦しい局面に来ると逃げたくなってしまう。売り上げが悪い、利益が出ていない、組織がうまく機能していない。日々色々な問題が山積する。良い話など悪い話にすぐ消されてしまう。そして思う。この仕事に向いてないのではないかと。でも考えなくてはいけない。人間向いていない仕事など本来無いのだ。この馬は競走馬として向いていない。こう考えるのが不思議ではないのだが、それでも一生懸命走らせる。この馬はそれで幸せなのではないのだろうか。
人はその姿に感動する。仕事に疑問を持った瞬間、周囲の人たちはそれにすぐ気付いてしまう。どうも今そうなっているのではないだろうか。旅から旅へまるで自分だけ苦労していると思い始めているのではないだろうか。その場を一生懸命やら無くてはいけないのに、心のどこかで逃げ場を求めている。Junさんも午前3時までロビーで仕事をしている。そしてマレーシアへとんぼ返り。彼の場合特にサラリーマンではなく会社のオーナーだから、私のようなサラリーマンの愚痴は許されない。私以上に人生と真剣に戦っているのだろう。
さあ頑張ってニャチャンに行こう。気分を変えて新しくスタートするつもりで仕事をしていこう。こんな恵まれた職場は無いのだから、感謝しながら全力で仕事をしよう。