賛否両論

Name: 虎清水権造 (2005年5月15日)

Date: 05年5月15日 19時14分04秒

HPに新しい店が出店されましたので一度ごらんいただければ幸いです。(http://www.roadbazaar.com/data/shops/default.php?ShopID=16)
最近の尼崎の事故など大きな事故が日本にたくさん起こっているが、列車が遅延しないために事故を起こすなんてアジアなど他の国では考えられないだろう。以前ベトナム人に「新幹線は東京 大阪を焼く2時間半で走ります。その間発着時間の誤差はどのくらい許されていると思いますが」と聞いたことがある。彼らの答えは一番短くて「10分以内」で長いところでは30分は平気で遅れるんでしょと言われたことを思い出す。(正解は±30秒)

ベトナム時代残念なことに列車に乗った事はない。多くの友人が列車に揺られて海岸線を走ったり、中国国境近くまで行ったりと楽しい思いをしていると聞いた。実際のところ列車はスケジュールどおり動かないし、サイゴンとハノイとの間でも単線なので、途中駅でゆっくり2時間以上停車することもあるらしい。これであれば路線バスの方がはるかに安いので、列車のほうは結構すいている。昔日本がこのサイゴン ハノイ間の列車を整備しようとしたらしいが、どうもサイゴン ハノイ間にハイウエイを通したほうが投資が安く済むという結果に終わったようだ。ベトナムの列車は日本に比べて線路が狭く日本からの中古列車を持ってくるわけにも行かない。また結構老朽化したところもあるので、そこを修理しながら新しい路線開発というわけにも行かないらしい。



日本のように列車で簡単にどこへでも行くという感覚はベトナム人になく、この列車に代わるものが長距離バスとなるのだろう。またしても残念ながら長距離バスにも乗ったことがないのでこの利便さはわからないのだが、外から見ているだけであんなに押し込まれてギュウギュウ詰めでは疲れるだろうなということ。また中国と同じようにバスの天井には多くの自転車やらオートバイ、たまに何百羽の鶏が積まれていたりする。バスはだいたいクーラーなんかないから窓が全開で汗臭そうな室内は容易に想像できる。これが彼らのメイントランスポーテーションかと思うと少々かわいそうな気がする。

フィリピンではご存知の方も多いと思うが線路脇に無法占拠の家々が並ぶ。フィリピンの法律では一回家を建ててしまえばそこに住む権利が発生し、いかに政府とて強制撤去というわけにはいかない。ただし代替住居があれば強制移管はできるのだが、政府にそこまで金がないから結果的に今でも多くの人たちが線路脇に住んでいる。まあ政府に金があったとしても次か次から田舎から首都マニラを目指して人が流入するからこの不法占拠は終わりがなくなってしまう。
彼らの不法占拠ぶりは目を見張るものがある。家と行きかう列車の間にはまさにCM単位の隙間しかない。少し列車が揺れたら接触してしまうのではないというところまで家の軒下が迫っている。またそれでもスペースが足りないのか、列車が通らないときにはレールの上にテーブルを広げレストランをしている輩もいる。列車は一時間に一回くらいしか運行していないのでその間十分ビジネスとなるわけだ。
もし列車が来てもその3分前に旗を持った少年が走り教えてくれるのですぐに撤去、客は自分の料理を持って避難。結構面白い図である。

まあこんなのんびりした列車路線もあるし、日本のように殺人ダイアといわれる国もある。お国柄だけどどっちがいいのかいまだにわからない。





アジアの片隅目次に戻る