マラッカ慕情

Name: 虎清水権造 (2005年3月26日)

Date: 05年3月26日 11時41分20秒

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どうも訪問者シリーズ、この間あまりいいことが無い。今後継続するかどうか考えなくてはならない。アンラッキーなこと、まず尼姉がサイゴンで食中毒に倒れた。あまりメールで下痢だの嘔吐だのあまりに綺麗な言葉が並ぶとこちらもちょっとつらいものがあるが、病気だから仕方がない。彼女もう死にそうになりながら外人向けの病院に行って診てもらった。医師は薬を渡しながら「これから3日間一切固形物を取ってはいけない。水はたくさん飲みなさい。腸を動かすようなことは決してしてはいけない。バイクに乗るとか、タクシーもやめたほうがいい。とにかく家で寝ているのが一番。」と日本では考えられない処方を出した。彼女はそれをしっかり守りついに今日歩けるまでに復活したが、断食のために返って身体に力が入らないとのこと。結構痩身の彼女これでまたしても細くなってしまう。体力的に大丈夫か?心配だ。
富山の読者から「訪問者シリーズ」について厳しく叱責を受けた。まあ今流の言い方をすれば「想定内」だがやっぱり寂しい。何かと一生懸命書いてもポジティブとネガティブは必ずやってくる。



ちょっと旧聞に属するが今日はマラッカ海峡の海賊事件から話を始めようと思う。この海賊事件Junさんのテリトリーマレーシア ペナン島沖せ発生し、マレーシアとタイの国境近くで船長が解放された。どうも金に困った「トリアタマ」が影で暗躍しているのではないかと心配している。
さてこのマラッカ海峡。日本でも有名になったがインドネシアとマレーシアの間の細い海峡のことを言う。特にマラッカではインドネシアがすぐそこにまで見える極めて細い海峡で、結構な観光ポイントとなっている。もし御手元にマレーシアのガイドブックがあれば見ていただきたい。マラッカは必ず載っている。
ただ私はマラッカがあまり好きではない。イギリスの植民地であったマレーシアの中でマラッカだけがポルトガルやオランダの影響を受けている。マレーシアの中でも独特な街並み。そんな街、私は10回以上行っている。もちろんビジネスが主体だがこの街どうもわびしい。マレーシア独特のいや東南アジア独特の熱気に溢れたエネルギッシュさがどうも見当たらない。何かもう成熟しきってこれから廃れていく崩れかけの美を感じてしまう。それが違和感となって押し寄せるのである。
乾季のマラッカは怖い。街を吹き抜ける風も熱風、建物の陰に隠れても癒されることは無い。逃げ場の無い暑さ。こんな中ニャニャ料理でもというわけには行かない。食欲も無くなる。息さえ暑さのために浅くなる。
マラッカのゴルフ場でコンペをすると必ず2〜3人は倒れる。もちろん水が十分に摂取されていないことも問題だが、KLで生活している人間でもなんと暑さにやられてしまうのだ。これがつらい。
マラッカの街並みは「憂い」を持って、たやすく観光客を受け入れてくれる。特に夕陽に照らされた街並みにはヨーロッパの有数な街並みにでさえ勝る景観がある。美しい。
それでも私はどうも苦手だ。
この街にいると自分が崩れていきそうになる。何に崩れるのかはわからない。そこがまた怖い。





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