訪問者シリーズ 帰らない女
Name: 虎清水権造 (2005年3月17日)
Date: 05年3月17日 20時27分46秒
しつこいようで申し訳ない。是非ロードバザールお見捨てなきよう。(http://www.roadbazaar.com/)
さて訪問者シリーズ第3弾。
ラウンジの基本的ルールは前回説明した。ただ指名していない女の子からも携帯電話に電話がかかってくることが多い。以前あまりにも頻繁に色々な女の子から電話がかかってきたのでラウンジに文句を行ったところ、ラウンジ側も女の子がラウンジから電話するたびにどこにかけたのかと電話番号をノートに記帳するシステムを取っていた。これでは私の電話番号も一人が知っていれば全員知ってしまう。個人情報保護法もあったものではない。そんなわけで、ある日顔は知っているがそれほど馴染みの無い女の子から電話があった。いやそんなのほっとけばよかったのだが、そのときはたまたま暇だったので、電話してきた理由を聞くことにした。
彼女曰く「結婚式などの前にメークアップする。そのメークアップスペシャリストになりたい。そのために学校に行かなくてはいけない。でもここのラウンジではお客さん少なくて全くお金にならないので、他の流行っているラウンジを紹介して欲しい。」
こういう女の子多いんだよね。女の子同士ラウンジを越えて色々と情報をやり取りしているらしいのだけど、結構騙されることが多く流行っているといっていった店が全くお客が来ないなんて良くあることらしい。だから遊んでそうな客を頼って情報を得る。これも彼女たちにとって立派なサバイバルなのだ。

朝田は面白がってその晩は結構流行っているラウンジを2〜3軒連れて回った。そこで困るのがそのラウンジにいる朝田専用の女の子。もしこの子が入ったら乗り換えるのかしらと真剣に検分している。これまた火花が散って緊張感があり面白い。
それぞれの店でママに全員会わせ、条件やら店の雰囲気を彼女なりに感じさせることが出来たので帰ることにした。本来ならばそこに女の子を残してじゃあねと言ってしまえば済む話なのだが、朝田のタクシーに当然のように彼女は乗り込んできた。
個々で本来であれば「やられた」と思わなくてはいけないのだが、タクシーで朝田のアパートを回って彼女の家に帰るのだろうなど勝手なことを思いそのまま一緒に乗り込んでしまった。
朝田のアパートに着くと彼女は当然のように車から降りて、レセプションの方に向かう。ちょっと待て、11時を過ぎているからアパートに上げるわけには行かない。しかし彼女、レセプションににっこり笑いながら、「朝田の部屋に荷物を預けてある」とうそを言いそのままそこを切り抜けてエレベーターホールの前までどんどん行ってしまった。もう朝田としては従うほかは無い。ここで大騒ぎしても格好悪いだけだ。
彼女結局12時過ぎにも関わらず私の部屋のリビングにあるソファーの上で冷えたビールを飲んでいる。そして「やっぱり勉強とラウンジの両立は無理だと思う」とのたまった。「だから朝田さん500ドル支援してくれない?」とビールを飲みながら一気に言った。
この女ラウンジで指名したことも無い、話したことも数回だ。それなのにこの度胸のよさ。しかし、ここまで来てしまったら彼女が主導権を握っている。なぜなら彼女が大声を上げれば朝田(外国人)の不法監禁となってしまう。部屋に上げた時点でもうこの勝負決まってしまった。
朝田は500ドルくらいで本当に良かったと思いながら、「今金が無いから明日払うね」と言った。それを聞くと彼女「じゃあ帰るわ」と立ち上がった。
もちろん朝田はその気が合ったわけではないが、あまりにも唐突でしかも500ドルを要求した割には全くメリットも明示しないまま「えっこのまま帰っちゃうの?」
もちろん帰しましたよ。指一本触れていません。そして次の日から彼女からかかってくる電話は一切無視しましたよ。ビジネスやっぱりギブ アンド テイクだよね。
ところで尼姉の夜のため息(http://www.roadbazaar.com/news.php)ここに乗っている写真、朝田を模したものらしいと言われているようですが、これは典型的なベトナムの仏像。間違えないように。