不思議な秋

Name: 虎清水権造 (2004年12月5日)

Date: 04年12月05日 15時50分29秒

久しぶりに晴天に恵まれた日曜日散歩に行った。思いのほかの暖かさにびっくりした。12月の天気ではない。地球温暖化とはいえ12月にこんな日があるとは思わなかった。草津ではスキー場開きも行われているのに、この天候では困っているだろうな。

最近東京では空き地が目立ち、また建設中の住居も目立つようになった。またしても景気の減速感が言われているのに、不動産は活況のようだ。
こんなことを思いながらまた昔のことを思い出してしまった。
フィリピンでは建設しようと思ったらガードマンを大量に雇わなくてはならない。更地にして万が一その更地に誰かがテント生活をしてしまうと、その人に居住権が生まれてしまう。勝手に入り込んで勝手に住んだとしても、その人の居住権に対して立ち退き料が発生してしまうのだ。このため更地にしたときからガードマンをしっかりつけ、特に夜中進入して勝手に住んでしまおうとする輩から自分の権利を守らなくてはならない。もちろん貧乏人やら地方からの人たちがホームレスで勝手に住んでしまうケースもあるのだけど、立ち退き料をもらうために進入してくるプロフェッショナルもいるからややこしい。こういったプロフェッショナルに居住権を主張されてしまうと、後ろに悪徳弁護士がついているから標準以上の立ち退き料を取られるケースが横行している。このためガードマンを雇う方がよっぽど安くつく。
ベトナムの場合はついこの間まで中国と同じように不動産は全て国家のものであり、国家への賃貸権を売買するのが不動産商売である。だから国が道路を作る場合、この賃貸料に対する立ち退きをさせるだけで、他の国より立ち退き手続きは簡単に済んでしまう。つまり国がここに道を作るといえば、日本のように地主に配慮して道が曲がったり、成田のように大規模な反対運動から計画変更を余儀なくされるなんてことは無い。その通り作られてしまう。最近では立ち退き料が低いなど裁判所に訴えることが多くなったが、それでも敗訴することが多い。



余談になるが、はっきり言ってベトナムの裁判所は特に民事訴訟に関してはなんの役にも立たない。裁判官は繰り返し繰り返し双方での示談を進めるばかりで、決して彼ら裁判官が判断を下すことはほとんど無い。ただ国家にかかわることに関しては国家側について判断することが多いが…。

フィリピンの牢獄はもうすでに有名になったが、たとえ死刑囚であってももちろん監視付ではあるが街を散歩することも可能だし、奥さんと一緒に生活することも可能だ。これはアジアではもちろん唯一のシステムでベトナムでもマレーシアでもこんな緩い監獄システムではない。笑ったら失礼だがちなみにマレーシアもベトナムも囚人服は漫画に出てくる通りの横じまのつなぎである。


日本人が多くかかわりあう犯罪はもちろん麻薬関係が多いのだが、フィリピンでは色々と引っかかってくることが多い。一番多い例は単身赴任したお父さんが寂しさのあまり、メイドを口説いて手をつけてしまう。もちろん同意の上だがこれは立派な強姦罪となる。つまり雇い主がその権力を用いて淫行をしたと判断されてしまうのだ。
フィリピンで日本人が裁判にかけられたら、100%といってよい不利な判断をされる。日本にいるとき以上に犯罪にはかかわらないように気をつけて生活していかなければいけないのがフィリピンという国だ。





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