台風が来る

Name: 虎清水権造 (2004年10月20日)

Date: 04年10月20日 22時29分11秒

前回も話したとおり、現在日本列島を台風23号が通過中である。しかもその後すぐ24号が同じ進路で進行中であることからここ2週間ほど台風Weekとなってしまいそうである。

前回はマレーシアの話をした。今回はまたベトナムの話。
ベトナムの台風シーズンは日本の台風シーズンが終わったときから始まる。ただそれほど多く来るわけでもなく、本来中国大陸に行こうとしたのだが、風の影響やら高気圧の影響やらで仕方なくベトナムにお邪魔したと言う程度の台風で、大きさから行っても記憶に残っているものは無い。まあそうは言っても一応台風だから飛行機の運航に支障をきたす事は多々あった。これも本当に天候の影響なのか飛行機のメンテナンス問題なのか未だに良くわからないけど、ベトナム航空は台風になると必ず遅延やらキャンセルやらが発生した。
ベトナムの台風は特にベトナム中部地区ダナンを中心にやってくる。地理的問題なのかどうなのかわからないがサイゴンやハノイに上陸したという話はあまり聞かない。まあ昔北部に来たことがあると噂話では聞いたが、どうもダナンあたりで終了と言うのが一般的なようだ。



話は変わるが私が駐在していた当時多くの日本人観光客が私を頼ってベトナムを訪問した。色々なリクエストがあり、そのたびに人の良い私は奔走していたが、かつて一人の若者のリクエストには思わず天を仰いだ。彼はなんと「ベトナムでサーフィンがしたい」と言い出したのだ。もちろんその当時ベトナム人でサーフィンを知っているものなどおらず、ましてやサーフィンに必要な波の高さなど全く興味が無かった。探しに探し回り結局わかったことは。台風に直面したダナンの海岸でわずかにサーフィンができるほどの波がたつ。と言うことであった。ただこのためにはじっとダナンに台風が押し寄せてくるのを待つしかない。結局あきらめてもらった。
このように実はベトナムが面している東シナ海は穏やかな海なのである。地図をよく見ていただければわかるが、東シナ海は結果的に中国のフィリピン、マレーシア/タイのインドシナ半島、インドネシアなどで形成される大きな池のような海なのである。このため太平洋やら大西洋などと違い外界からちょっと遮断されている。また機構も穏やかな南洋気候と言うこともあり、海が冬の日本海のように大きく荒れると言うことが少ない。こんな特徴がある。ここでやはりサーフィンはちょっと難しいよね。
この穏やかな海と言うのは実は日本人にとって別な意味であまりいいことではない。魚がそれほどおいしくないのだ。やはり荒波にもまれていない分、南洋の魚は穏やかで運動量も少なく身が締まってはいない。これでは刺身で食べてもそこらの悪い養殖ハマチを食べているように歯ごたえが無い。だからサイゴンの人たちは海の魚より結構流れの強いメコン川の魚を食べることが多い。北の人たちはそれでも海の魚を食べることが多いのだが、昔からレポートしている通り、日本から冷凍で輸入されているサバやアジなどを好んで食べる。多分彼らも魚のアジに関しては日本人に通じるものがあるのだろう。
こんな海だからスキューバダイビングなど盛んのように見えるかもしれないが、これもそこまでポピュラーではない。私もスキューバーのダイブマスターまであと1歩と言うところまで持っているが、ベトナムでは結果として潜らなかった。さんご礁があるわけでもないし、それと本当のことを言うとボンベの維持などベトナムのメンテナンスが信じられなかったことが一番大きなことなんだけどね。





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