またあいちゃった

Name: 虎清水権造 (2004年9月28日)

Date: 04年9月28日 22時20分17秒

前回アップしてから1週間以上経ってしまった。やることが多いというより、考えることが多いこの頃で、PCの前で集中して物を書くのが難しかった。失礼した。
東京は急に秋の装いとなってきた。まだ枯葉が舞い散ると言うところまでいかないが、朝晩は温度が下がる。
読書の秋と言うわけではないが、最近色々な本をむさぼるように読んでいる。
一冊目は、アメリカのバスケットボールの実像に迫る「ラストシュート」。この本はアメリカ ニューヨークの貧民街に住む黒人の高校生が大学に推薦で入るまでをドキュメンタリーとして描いたもので、読んでいてアメリカ プロスポーツの裏側を見るようで面白かった。ただ、未だに現実としてアメリカに人種差別がはっきりあると言うことに妙な衝撃を受けた。
かつて昔私がアメリカに留学したころも、如実な差別を感じることがあった。日本人だからということもあり、またその当時の日本人のイメージも「出っ歯、めがね」と画一的なところも多く、コメディーでは必ず笑いものにされた。昔行ったフランス パリのディナーショーにおいても、犬を使って日本人をバカにしたコメディーをやっていたことを思い出す。黒人に対する差別とは違うのだろうが、かつてのアメリカ人コメンテーターが日本人に対して、「ここがおかしい。この点はアメリカの方が進んでいる。アメリカではね」などとしたり顔で言われていた頃、テレビに向かって「そんなことを言うならアメリカに帰ればいいじゃないか」と怒鳴り続けてしまったのは、そんな経験からかもしれない。文化的に上下関係は無いのは頭ではわかっているのだが、アメリカ人の国際感覚は日本人のものよりはるかに劣ると思うのは私だけであろうか。



2冊目  (というより、この間、ここで紹介するのははばかれる本を他に3冊くらい読んでいるのだが、あまりにも専門的過ぎたり、つまらない本だったりするので、紹介は避ける。)は「症例A」。これはあまり中身を話すのは憚れるのだが、精神的な病気について深く考えさせられる。この深く考えさせる話としてもっと深く掘り下げていれば、もっと面白かったのだろうけど、残念ながら無理やりミステリーにしてしまったおかげで、ちょっと薄っぺらい本になってしまった。だけどこれだけの内容を目の前に展開すれば、自分の自覚症状も考え合わせ結構背筋に寒いものを感じるほどになっている。
3冊目  この本は皆さんたくさんの方がお読みになっていると思うが「13階段」で、映画にもなった。いまさらこの本をとも思ったが何気なく買ってしまった。95%までは一気に読ませるテンポもあるし、それはそれなりにリズム感で一気に読ませてしまう筆力がある。ここまでのリズム感は久しぶりだ。しかし結末が急ぎすぎてしまって、もう少し展開上何か無かったのかなあとも思ってしまう。まあ昔小説家を目指して20〜30本くらい中篇を書いたことがあるが、ラストを急いでしまうと言う感覚、私のようなアマチュアでも理解できるけどね。
こんな文芸評論家のようなレポートを書いてしまったが、活字中毒が激しさを増してしまったようだ。会社の行き返り、約2往復分で文庫本1冊を読み終えてしまう。
本は面白い。ただ選球眼がないと時間の無駄を感じることも多い。新聞などの書評欄を頼りに本を買ってしまうが、最近では本屋をぶらぶらすることも多くなった。
まあ本屋に行ったらどうしてもトイレが近くなるけどね。





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