本当に知りたかったこと
Name: 虎清水権造 (2004年9月11日)
Date: 04年9月11日 23時12分30秒
最近プロ野球がゆれている。野球の魅力が薄れているとの報道もある。テレビでは色々な意見が飛び交い、さらに意見を誘導しようとしている魂胆さえ見え隠れする。あの電話調査やら市場調査やら、あれがどうも胡散臭い。街頭で100人を捕まえたとしても、それはおしゃべり好きの目立ちたがり屋の人たちが大半なのではないだろうか。私もテレビの街頭アンケートの場に良く出くわすが、決して応じたことは無い。
アンケートなど本当に難しいものだ。初めて会った人、さらにそれがテレビに映されるかもしれないという場面で本当のことが言えるだろうか?また新聞が良くやっている電話による調査も、「オレオレ詐欺」に代表されるような電話のトラブルが多い時代に、果たして真面目に答える人は何人いるのだろうか。また統計上でも100人なんて中途半端なデーターを大真面目に議論するほど精緻なデーターなのであろうか。
どうも日本の悪い癖は必ず悪役を探し出してそれを徹底的にいたぶる。これに尽きるような気がする。日刊ゲンダイのようなタブロイド版新聞で過去何回日本はもう終わりになったのだろうか。また日本の首相に対して何回「バカ」だの「アホ」だの侮蔑的言葉を投げつけたのだろうか。こんな低級な議論で世論が形成されるかと思うとあまりにも悲しい。
プロ野球の問題に戻っても、12球団だろうが11球団だろうが、その背景には色々な事情が隠されている。選手の賃金高騰、ファン離れ、外国人助っ人だより。言い出したらきりが無いほど多くの要素がある。これを十派一からげにしてだから球団経営者が傲慢だと言ってしまえば極論のような気もする。日本のテーマパークが次々と廃園に迫られたように、努力をしないエンターテイメントは結果的に滅びていく。

一時プロレスの人気に陰りがでた。このときも所属団体同士で大喧嘩となったが、結果的に色々な意味で手を組み、K1なり格闘技世界決定戦なりで、盛り返してきた。これは所属チームのオーナーだけの努力でもなく、選手ともども一丸となって、エンターテイメントの再構築を図ったことにある。サッカーのJリーグなりこのプロレスなり良いベンチマークがあるのだから、プロ野球の再構築も不可能ではないと考える。
世の中ついこの間までリストラの嵐が吹き荒れた。現在でもその影響が大きく、UFJ銀行など全職員のボーナス80%カットなど報じられている。しかし、オリンピックでもわかったとおり、世の中は楽しい事を求めていることには間違いない。私が本当に知りたいことは、プロ野球に新しいエンターテイメントの魅力を作り出せるかどうかの議論が聞いてみたい。その結果1リーグ8球団にして韓国リーグと合併してもいいし、台湾を入れてアジアリーグを作っても良い。もっと大胆に燃えるコンセプトが知りたい。
プロ野球が率先してアジアの壁を破れば、サッカーも続くかもしれないし、今まさに低迷しているバレーボールも新しい市場を得てプロとして成り立つかもしれない。
新しいことをやろうとするときはやはり夢を語ることから始めなければならない。そしてそれを信じて突き進んでしまう信念も必要だろう。保守的に凝り固まってその場限りの議論だけしていると前進は無いと思う。なんか古臭いおじさんの集団のように思えるプロ野球機構もむしろライブドアなどを参入させて新しい風を吹かせた方がためになるような気がしてならない。