久しぶり

Name: 虎清水権造 (2004年9月7日)

Date: 04年9月07日 15時53分07秒

ベトナム人の人懐っこさについては色々なところで書いたからいまさら言うことも無いのだけど、日本へ帰ってきてもこの特徴に代わりは無い。未だに会社のメールアドレスにはほぼ毎日と言ってよいほどメールが来る。ありがたいものだ。こちらが下手に返事を2〜3日出さないと拗ねたメールの催促が来る。ありがたい話だがこちらにも仕事があるので、常時返事を良いタイミングで出すことはできないので、そのたびに言い訳ばかり書いている。
書いてくる内容はたわいも無いものばかりだ。かつて私の秘書は現在妊娠中で、今週の体調など聞いてもいないことを書いてくる。それに対してこちらも妊娠させたことはあっても、妊娠したことは無いのでなんと答えていいのかわからない。初めての子供だからかもしれないが安定期に入ってもつわり状態だ続いており、このごろは休み勝ちになっているらしい。この秘書にかつて、「私は今度生まれ変われるなら男に生まれたい」と言われたことがあった。私の私生活を見てと言うことは絶対にないのだが、彼女曰く「男の浮気は許されて、女の浮気が許されないベトナム社会はおかしい」と。



日本では浮気はそれでも男性側に多いのだろうが、ベトナムに比べて女性の浮気率はかなり高いのではないだろうか。かつて海外にいたころ、日本は「男性天国」と呼ばれたことがあった。日本人妻は男性の家庭外での生活について感心がないというところから来ているらしい。旦那が「接待」と言って外で晩飯を食おうが飲んでこようが、それほど大きな問題になることが無い。しかし東南アジア、特にフィリピンだのマレーシアだのは、晩飯で男同士で食べている人たちはそれほど多くない。外の生活はかなり制限されているようだ。どうも宗教がかかわっているのかもしれない。イスラムの場合、マレーシアでもイスラム教徒に限り4名まで妻を持つことができる。これが第一婦人が夫に第二婦人を持たさないよう、夫の外出を制限していることに繋がる。フィリピンはカソリック。離婚は宗教上許されない、ましてや浮気はご法度。この状況では真面目な信徒はどうしても家族主義にならざるを得ない。更にフィリピンは文化上も家族の結びつきが強く、家族が一丸となって浮気を防止しようと努力しているところがある。
まあこんなフィリピン、マレーシアでも浮気が全く無いと言い切れないところが面白いところだけどね。いずれにしても浮気から離婚というのは両国では結構大変な作業で、なかなか離婚できない構造になっているのも事実だ。
ベトナムの場合、あまり離婚と言う話は聞いたことが無いが、それでもぽつぽつあるらしい。日本に比べてはるかに低い離婚率だろう。一般的に男は働かず女房に稼ぎを任して、昼間はぶらぶらとしながら過ごし、女房が帰宅してから徹底的に女房に尽くす。これが彼らのイメージだ。まさに日本語で言えば「ヒモ」のような存在というイメージが強い。だからというわけでもないのだけど、ベトナム女性は極めて強い。ある時、市場で男性と売り場のおばちゃんが大喧嘩になった。つり銭が足りない、足りたといった些細な理由だったと覚えているが、とにかくつかみ合いの大喧嘩。ほぼ同じような体格でつかみ合っていたのだが、5分ほどしておばちゃんの右フックが炸裂して簡単に決着。男はすごすごとその場を逃げ出した。これがベトナムのイメージだ。
まあこんな文化の中尼姉のようにもう4年近くローカルと遣り合って生計を立てているんだから頭が下がる。





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