昼食

Name: 虎清水権造 (2004年8月25日)

Date: 04年8月25日 23時26分48秒

私の場合基本的に工場勤務だから、昼食は工場の社員食堂を利用する。当初会社の社員食堂だからと安いことを期待したが、カフェテリア方式だとどうしても目移りしていらないものまで取ってしまう。結果的に平均で800円程度支払っていることに気がつく。日本へ帰ってきてから、季節のものや小鉢類があるとどうも恋しくて食べたくなってしまうのはまだ治らない。
それでもちょくちょく外出をする必要があり、こんなとき仕方なく外のレストランで食べることもある。大体において一人で食べなくてはならないので、ラーメン屋に行ってしまう事が多い。ここで思うのは日本人と言うのは何をするのも静かだということだ。一人か二人で食べていることが多いからかもしれないが、注文も最小限の言葉で伝えるし、会計も何も言わずキャッシャーのところに行くだけ。これはこれで文化なのかもしれないが、「最近疲れている日本人」と言われるゆえんかもしれない。店員も大体において押し黙っている。最近のラーメン屋では勢いよく「いらっしゃいませ」やら「お待たせしました」など言われることも多いが返って冷たい感じさえしてしまう。あの東南アジアのあつかましいほどの目線は日本には無い。ベトナムの場合、フォーを食べたって屋台のおばちゃんが最初の一口まで目線をはずさないことが多い。どうだ私のフォーは他の店と違っておいしいだろうと目で感じさせる。とにかくガチャガチャ感はあるがレストランが活気に満ちている。日本のように孤独感を感じるのとは大違いだ。



この間時間が無いのでパン屋に入ってサンドイッチをコーナーで食べていたら、高校生が有名なウンコ座りをして隣でパンを食べ始めた。確かにコーナーは立食用にできているので椅子など無いわけだから、これも必然かなとも思うが、どうもカッコは決してよくない。「探偵物語」で育った私にしてみれば、こんな格好を理解することはできない。
それでも確かに東南アジアではおばちゃんたちがこのウンコ座りを良くしていた。ただ彼女たちの恰幅のよさはこのウンコ座りをカッコのよさとは別の普通のものにまで押し上げていたような気がする。

この間、ファミリーレストランで食事する機会があった。若いころは良くお世話になったものだが、それから月日が経ち、もう10数年ぶりの訪問でもあった。最近のファミレスは飲み物がセルフサービスでお代わりし放題やら、サラダバーの充実など目を見張るものが多いが、注文したハンバーグ定食には正直がっかりした。確かにハンバーグ自体はおいしそうなのだが、生野菜が全く無い。これにある料金を足してサラダバーを取ればよいのだろうが、ハンバーグ定食だけですでに1000円をわずかに越している。いくら飲み物の見放題と言われてもこれでは栄養のバランスが悪すぎるような気がする。ベトナム風にテーブルの上に生野菜をドンと起き「好きなだけ食べていいわよ」という方式を取れとは言わないが、健康を最も気にしている国民食としては貧しいと言わざるを得ない。考えてみればかつて昔の吉野家の牛丼も立ち食いうどんも、生野菜のことを考えられていない。どうもこれで長寿王国と言われるのは良くわからない。
多分長寿を引っ張っているのは昔から野菜中心で育った老人たちだろうなと思った昼食であった。





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