スポーツ

Name: 虎清水権造 (2004年8月13日)

Date: 04年8月13日 17時16分44秒

ある人が海外に駐在したらその駐在年月分だけ日本完全復帰の時間がかかると言われた。確かに若いころアメリカに2年駐在したころ、完全に日本社会になじむのに2年くらいかかったような記憶もある。今回は7年、ちょっと待てよ、7年も復帰に時間をかけたら定年近くなってしまうではないか。
そんなわけでまだ体がふわふわしているのも事実である。それにこの日本の夏。ベトナムの場合湿度が低いからそれほど耐え難いことも無いが、日本はこのむっとする感覚がとても辛い。それに今年はオリンピックイヤーでもある。
本当の話をすると私はオリンピックがあまり好きではないのだ。どうも一生懸命なアスリートが負け去っていく姿が正視することができないのだ。
学生時代アマチュアレスリングで15対0で勝っていた試合、しかもそれに勝てば当事の所属していたクラブで一番の好成績 「関東ベスト8」に勝ち上がる。これだけでも立派なヒーローだ。この試合のためにほぼ10kg減量もし、一週間何も固形物を口に入れていない。この試合が全てだ。残りほぼ30秒。ここをしのげばそれが手に入る。相手も果敢に攻撃を仕掛けてくる。レスリングの場合立ち止まって防戦をしていると警告点が取られ、3回で取られると失格となってしまう。そこで大技そり投げにでた。そり投げとは相手の後ろに回り、まるでプロレスの技のようにブリッジしながら相手を投げる技で結構高度の技だ。しかし少し角度が甘かった。相手に回りこまれて残り15秒のところであえなくフォール負け。失望と言うより何もわからなかった。ここまでやってきたのに自分には何も残らない。ましてや大学のプライドも背負った一戦。一週間誰にも会いたくなかった。




私のつたない経験でさえこんなことがあるのだから、オリンピックなんていったらもっと激しいものなんだろう。順当にいけばとか、金メダル候補などよく言われるが、ほっておいて無駄なプレッシャーをかけないほうが選手はのびのびできるのではないだろうか。
アジア大会のサッカーを見ていて思った。これは良いことなのだが、彼らにそれほどのプレッシャーがかかっていると見えなかった。さすがプロ、サッカーをあのような状況でも楽しんでいる、こんな感じだ。これが一番選手の能力を高める結果になると思う。
一回だけ私もインカレでベスト8に入ったことがある。この大会ユニバーシアードの予選もかねていたので、結構有名な選手がこの大会を目当てに参加していた。それでもベスト8、最後の試合も2点差の接戦だったと覚えている。このときはこの試合の3週間後に大学選手権があり、先輩やらOBやらが観戦に来ないで、セコンドと二人で試合会場に乗り込んだ。結構その方がのびのびする。特にレスリングなどの個人競技はコーチや先輩などとスタイルが違うので、アドバイスをもらうたびに混乱することもある。私は特に変則的で左利きの構えで右から技をかけるというスタイルのため更に混乱する。
高校3年生のときも大学生に混じって全日本大会に出て3回戦までいった。変則スタイルでタックルと見せかけ投げ技が出るという厄介なタイプだったからか、結構頑張れたと思う。またオリンピック候補選手にも先制点を取ったこともあった。そのときも誰も私の試合を見ていなかった。

元来天邪鬼な私は結構唯我独尊で学生時代を過ごしていたのかも知れない。

オリンピックから昔話になってしまった。申し訳ない。







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