合併?吸収?
Name: 虎清水権造 (2004年6月17日)
Date: 04年6月17日 17時16分44秒
梅雨の中休みとかで今週は東京地方天気が良い。どちらかと言うと温度も低めでさわやかな良い天気と言ったところか。こんな天気が続くと工場のお父さんたちはゴルフにいけない恨み節が延々と喫煙室で続いてしまう。週刊文春かなんかで各自治体の働いていない現場を写真で紹介しているコーナーがあるが、公務員ばかりでなく実際の企業でそのレポートをやると、もっと働いていない現場が浮き彫りにされてしまうかもしれないな。
どうも最近仕事の方も忙しくなってきたが、私の仕事待ち時間も多く、いきなり2時間ほどあき時間ができてしまったりする。そんなときちゃらちゃらとYahooのニュースなど斜め読みしているのだが、最近の近鉄とオリックスの合併問題がやかましい。
だいたいサッカーに押されているからと言って、球団を赤字にしても人気選手を確保しようと言う姿勢も問題あるのではないだろうか。大リーグでよく使われる手法で高額の選手をトレードに出し、こつこつと若手から有望選手を育てていって優勝を狙う。ダイエーなどなぜ人気があるのかと言えば地元中心の選手を集めているからだ。広島も同じ地元志向に基づいていれば、窮地を地元ファンが助ける「勝手連」が形成されるのだろう。どうも近鉄のマーケティング手法に疑問が残る。優勝戦線に絡まなくても阪神の人気があるのはその個性だと思う。そこらへんのブランドマーケティングに敗れたと言っても良いのではないだろうか。確かにマーケティング特にブランドマーケティングと言うのは難しい。

人々が簡単に合併と言っているが、たとえ対等合併と言われてもそこには歴然とした力の差がある。たとえば建設業界で合併したSM建設などS側の強い土木は決して対等合併ではなくM側にとって吸収合併のような憂き目に会っている。完全対等合併などありえない。野球もしかりだろう。近鉄の打撃陣が良いと判断されれば結局近鉄の打撃を中心に考えられ多くのオリックス側のプレイヤーがリストラされる。これが社会の流れだ。しかし不思議と言えば不思議だ。今まで数千と言う企業(その中に当社も入るが)リストラを決行し、多くの人が職を失った。それが一時社会問題煮まで発展した。ニュースでは連日完全失業率を取り上げ、ハローワークに並ぶ人を取り上げてきた。合併もしかり、多くの金融機関で合併が行われた。企業再編など色々な言葉が飛び交った。この現象が単純に野球界に波及しただけなのだ。映画産業が荒廃して言ったのと同様、松竹歌劇団がなくなったのと同様、社会のうねりの中では必然的に起こる現象には違いない。このひと時の現象を捉えて悲観しすぎるのも考え物だ。
パリーグのコミッショナーも発言していたが、この窮地をポジティブに捉え韓国リーグ、台湾リーグと連携してパリーグという枠組みからアジアリーグと言う枠組みまで発展させればもっと面白いことになるのかもしれない。その方がむしろ魅力的でさらに技術的にも戦術的にも底上げができるのかもしれない。
どうもすべて悲観的に考えすぎのような気もする。私の信念は「窮地は最大のチャンスである」だから、この何十年に一度の大きなチャンスを拡げてもっと魅力的な取り組みをしてみたらどうだろうか。
アジアリーグなど私は見てみたいし、日本人の気質からすると盛り上がるような気もする。さらにお互いの文化を知るには絶好のチャンスだと思うのだが…