周辺の人たち
Name: 虎清水権造 (2004年5月31日)
Date: 04年5月31日 20時57分23秒
今まで色々な国々を回った。アメリカ、マレーシア、フィリピン、ベトナム。私のとって幸いなことにと言って良いかもしれないが、すべての国で私についてくれた秘書はすばらしい人ばかりであった。アメリカに駐在したのはもう20年くらい前のことであるが、それでもその当時の秘書からメールが一ヶ月に一回くらい届く。この間彼女はロサンゼルスの高級住宅街に家を買ったらしく、オープニングパーティをするから来いとの招待状も届いた。このときは日本へ帰国するごたごたで結局丁寧にお断りしたが、そんな仲が今でも続いている。彼女は今ローンのコンサルタントをしているとかで、こんなパーティーの招待状以外にもロサンゼルスに不動産を買わないかなど、私の財力と時間ではとても無理なことも言ってくる。それでもどこそこに旅行へ行ったとか、こんなイベントがあったとかこと細かくメールをくれるので、ありがたい。
今彼女の最大の関心事はやはり9月11日に起こった同時多発テロで、この遺族やショックを受けた人をどう助けるかを一生懸命考えている。これもアメリカらしいと思うのだが、ボランティアということになると結構真剣に行動する。

マレーシアの秘書は現在結婚に向けて準備中である。この子もすてきな子だったが、完全な中国系の女性で、結婚のときも中国文化で物事を考える。本来の中国はどうかわからないのだが、彼女の文化では好きになっていきなり結婚することはない。彼女はボーイフレンドと出会って、もうすでに5年ほどの月日が流れている。ほぼ半同棲生活を続けているが、彼女いわく「まだ結婚するに十分彼を理解していない」と言っている。後2〜3年かけて結婚するかどうかを決めるそうだ。まさか中国本土でもまったく同じような文化があるわけではないだろうが、マレーシア クアラルンプールにいる中国系は同じような行動をする人が多かったように感じた。
ベトナムの秘書は現在妊娠中である。初めての子供でつわりも激しく、またベトナム人特有の華奢な体が妊娠という大役にはちょっと荷が重たすぎるようだ。安定期に入っても未だ体調が優れない。体重も155cm 42kgが通常の体重なのにもかかわらず、すでに4ヶ月目に入っているにもかかわらず、体重の増加がないと言っている。ベトナムは乳幼児の死亡率がまだまだ高い国だからちょっと心配している。
彼女はもともと偏食気味で、日本食は一切食べられないし、サンドイッチのパンもベトナム風でないと食べられないところがあるので、これも大いに関係しているのかもしれない。
フィリピンの秘書は今子育ての真っ最中である。彼女の娘は3歳でもうすぐ幼稚園。フィリピン人らしく色々な友達と楽しく遊んでいるようだが、フィリピンも不況の真っ只中夫婦揃って給料は減るしリストラの危機もある。まじめなクリスチャンらしく毎週教会へ行って神様にご加護をお祈りしているが、先行き不安だと言っている。
そんな彼女、私が日本へ帰るといったら、全刺繍で大きなバラの花束をあしらったタペストリーを送ってきた。
うれしい贈り物だが、バラのタペストリー、カウンターの片隅で静かにバーボンをあおる私に似合うとは思われないのが残念だ。