今まで話せなかったベトナムのこと3

Name: 虎清水権造 (2004年5月26日)

Date: 04年5月26日 00時26分12秒

ベトナムはアジアの中でもずば抜けた識字率を誇る。日本と同様かもしかしたら日本より識字率が高いかもしれない。これには色々な理由が考えられる。もちろん文化的に言って子供に教育をかけたがるという点もあるだろう。またベトナム語はフランス支配で破壊され、漢字文化からアルファベットに変えられたため、クメールのような文字自体が飾り文字のようになっていないのがいいのだという説もある。Junさんがタイ語を少し読めるようになったとはいえ、それでも苦労が耐えないのが事実だ。
それでは教育システムがベトナムは優れているのか?だいたいベトナム人に君たちの義務教育は何年なんだと聞いてみると、答えはばらばら。まあだいたい次の4つに答えが集約される。
1小学校の5年間  2小学校と中学校の計9年間   3小学校から高校までの12年間
4一般的には5年間だが都市部では9年間。
どうも4番が正解のようだが法律がどんどん変るので未だにはっきりとしたことを言い切れる人は少ない。
まあ一般的には小学校の5年間が義務教育と言われていて、小学校卒業時にテストがある。このテスト結果いかんですでに大学に行ける人とそうでない人が分かれてしまうのだ。このため小学校の間の塾には親が多額の授業料を払う。



一般的に小学校は午前の部と午後の部の2部制をとっている。午前の部では朝7時から学校が始まり12時に終わるのが一般的だが、大学を狙う子はもちろん開いている午後か午前を塾にあてる。ベトナムの公立でさえこの補修がないと授業に全くついていけない。
実は学校の先生の給料は驚くほど安い。一般工員の月額給料より安いと言っても過言ではない。このため学校の先生は家で補修授業のアルバイトをしなければ生活が成り立たない。
だから学校での授業はありきたりの授業を行い、補習授業で真剣に教えるパターンがどうしても増えてしまう。
ベトナムの中流から上流にかけての人たちは、大学あるいは高校からシンガポールやアメリカなどに留学させることを考えている。このため小学校から小学校の補修とあわせて英語も勉強しなくてはならない。これも親にとって大変な負担になってくるのだ。サイゴンなど公共交通機関が全く無いといってよい。それでも塾は夜の9時過ぎまで続く。だからサイゴンでは有名な9時過ぎ渋滞が起きてしまうほどだ。それでもオートバイでの渋滞だからまだ可愛い方かもしれないが…
これら中流から上流にかけての人たちは教育にお金をつぎ込むから子供たちは勢い成績が良くなる。普通のこの何倍も勉強しているわけだから当たり前と言えば当たり前。しかし成績優良者に成ったらなったで問題も多い。ベトナムは社会主義の国、もちろん歴史などベトナム軍がいかに優秀かなどを徹底的に学ばされる。知らず知らずに純真な子供対たちは親の期待に背き「ベトナム軍兵士になってお国のために働きたい」などと言い出してしまうのだ。
それではベトナムの教育はどんな教育か?詰め込み主義、画一主義は日本の比ではない。小学校3年生に宿題が出た。日曜日の出来事について絵日記にしてきなさい。
次の月曜日全員が先生に宿題を提出する。この絵日記、先生がサンプルを「こういう風に書くの」と配っている。このサンプルに一字一句全く変えず、絵も似せて全員が提出するのだ。これを当然と先生も受け取る。彼らに創造性を育てる教育プログラムは実は無い。





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