今まで話せなかったベトナムのこと
Name: 虎清水権造 (2004年5月21日)
Date: 04年5月21日 13時21分32秒
どうも風の便りによると朝田氏の親友である尼姉が血尿で病院に入院したらしい。元々体が余り丈夫でないと聞いているので、十分養生をして欲しい。
さて、ベトナムにいるときは決して書けなかったことについて書いてみよう。ただこれを書いてしまうと再入国できなくなるんじゃないかとちょっと心配になるが。
ベトナムの通信事情はとても悪いと朝田氏は何回も嘆いていた。実はこれには訳がある。インターネットのメールは基本的に全て政府のポストオフィスを経由してベトナムの外に出る。つまり海外向けのEmailは全てベトナム政府配下に集められるのだ。これは今や公然の秘密と化しているが、検閲がここで行われている。噂によるとあるフィルターがあり、メールの中の特別な語句に反応しそのメールが検閲の対象になるということらしい。もちろんこのポストオフィスには日本語のエキスパートやらインドネシア語のエキスパートやらたくさんの語学エキスパートが逐一検閲を行っていると言われている。
だからアンラッキーなケースはEmailでありながら先方に3ヵ月後に届いたりする。笑えない冗談のような話だ。
遡って5〜6年前の時代はFAXも検閲されていたらしい。だからその時代はFAXを送ってから1時間くらい経過して届いたこともあったらしい。
昔冗談でEmail届きましたかとかFAXが届きましたかなど電話で確認するなんてことするバカがいる、などといわれていたがベトナムではこれは冗談ではない。

このEmailの信頼性の悪さはもちろん業務に影響がでる。本社は送ったはずと言い張るが実際には届いていない。これで何回怒られたことやら。
実際Emailはこれだけが問題ではない。ベトナムの共産党全国大会やら選挙が始まると、いきなりベトナムのメールサーバーに繋がらなくなる。政府が極端に噂の拡散を心配するものだから、こういった期間、いきなりEmailを止めてしまうのだ。これは専用線を持っている商社でも同じことが起きる。専用線と言ってもポストオフィスの専用ラインを使うわけだから、彼らにしてみれば止めるのは簡単である。
一時CNNのホームページが開かないということもあった。CNNがベトナムの人権侵害批判キャンペーンを張ったことがあったからだ。それ以外見られないホームページは余り聞かないが、それでもアメリカの一部にあるベトナム反政府運動団体は完全に見られないらしい。ただ実際こんなものを見たいと思っているベトナム人は少ないから余り影響は無いだろう。
一時社会問題にもなったが、深夜インターネットカフェでは若者がポルノサイトに接続し、最も過激な写真を交換し合っているという話があった。そういう意味では法律としては日本よりポルノに厳しいが、こういったところはザルと言ってもよい。
インターネットのことばかり書いたが、実際ベトナムには奥深い言ってはいけない話がたくさんある。これから少しの間、この話を続けたいと思う。