最近ヘン
Name: 虎清水権造 (2005年8月23日)
Date: 05年8月23日 23時46分21秒
この間も宮城県を中心に地震があった。東京も震度3、会社もビルがゆっさゆっさと揺れた。どうも最近地震が多い。昔と違って規模も大きくなっているような気もする。
もしかしたら繰り返しになってしまうかもしれないが、韓国の友人が北朝鮮の脅威について日本の地震のようだと言ったのをまた思い出した。彼いわく、日本人が地震を怖いと思っている一方避けて避けられるものではないとも思っている。北朝鮮が攻めてくるときは、もう仕方が無いと思うしかないのだ。
東南アジアの私が駐在した国はフィリピンを除いて地震が基本的に無い。かつてマレーシアで軽い地震があって(多分震度3以下の微震)街中大騒ぎになったことを覚えている。確か2人ほど心臓麻痺でショック死したようなことも聞いた。そんな国だから、地球が揺れることに全く理解が無い。
もし皆様でマレーシアに行かれるチャンスがあれば色々な形、はっきり言えば不安定な形をしたビルを沢山見ることになるだろう。ビルを作るときも日本のように基礎をしっかり作ってと言うことではない。ただひたすらレンガを積み上げて作るというやり方なのだ。こんなやり方だからマレーシアでは都市ガスはシステム的に無い。全ての家庭でプロパンガスを採用している。

かつて昔東京ガスの職員が試しにマンションのガス管を通してガスを供給しようとしたことがある。アイディアはすばらしいものだった。しかし結果からいえば最上階までガスが届かなかったのである。これもビルの構造の問題。一つ一つの構造物がしっかり積み上げられていないので、ガスが抜けていく要素が多すぎるのだ。もちろんビルの構造だけではなくガス管の引き方にも問題があるがいずれにしてもこのようないい加減な建築法で高層ビルをどんどん建てていってしまう。
マレーシアの建築は香港など中国のやり方に似ている。足場は日本のようにスチールで作るのではなく竹を編んで作るのだ、だからどんなにデザインが進んだビルであってもできるまでは竹に囲まれた極めて東南アジア風のビルとなる。
ベトナムなどこれに竹で編んだ帽子をかぶって人が主体で建築するものだからまさに古きよき時代のビルが完成するのかと思うと結構しゃれたものができていたりする。まあそれでも緊急避難路など結構いい加減に作られているから、いざと言うときに本当に怖い。
ベトナム通信で書いた「サイゴンのビル火災」の火災原因はディスコ天井へシャンデリアを吊るしていて、その配線ミスからショートしてあっという間に燃え上がったと言うもの。もちろんアスベストなんか使っていないから健康的といえばそれまでだが、とにかく危ないことも多い。
フィリピンでは地震があるからしっかり作られているかと言えばそんなことも無い。基本的にこういった熱帯アジア地域は何とかなるさ精神が根付いているから、地震のことまで心配しない。フィリピンでは地震よりもむしろ台風に耐えられるかが大問題である。だからこういっては何なんだが、ピナツボ火山爆発の時に多くの住民が被害を受けた。これが遠く離れた米軍基地まで及んだのは、結局のところ火山噴火など全く想定もしなかったし、誰も火山を監視していなかったからに他ならない。人災かもしれないが、それでも陽気なフィリピン人はめげずに今でもピナツボ火山の危険地域に住んでいる人も多い。
所変わればだが、なんとなく「危険」を承知でそこに家まで建ててしまう。
これって変だと思うのは僕だけだろうか。