あ〜夏休み

Name: 虎清水権造 (2005年8月11日)

Date: 05年8月11日 12時47分30秒

最近の工場はラインはお盆に止めるがスタッフは働かされるようだ。本来本社勤務であればフレックスサマーホリデーなどかっこいい横文字に踊らされ、6月から9月の好きなときに一週間休んでいいとされているが、工場勤めのスタッフはCO2削減のため一斉に工場を止める必要があり、8月第一週が夏休みとなった。決められたほうが取り易いという意見もあるが、私など全く子供とのスケジュールが合わず結局何もせず家で犬の散歩に明け暮れた。この犬の散歩も大変な重労働で、家中の女どもが暑くなると犬がかわいそうと一斉にわめくので会社に行くわけでもないのに朝6時前には起床して犬と散歩する毎日だった。特に娘には一言いいたい。だいたい暑くてかわいそうというのは良いが、起こさなければ11時ころまで寝ていて、起きるなり愛犬を愛でるというのはどうも私にとって釈然としない。これも子を持った親の苦しみかもしれないが、親の苦労知らずに子供は育つっていうのは本当のことだと実感した。
朝6時から散歩していると結構街中が起きているんだと言うことが良くわかる。今回驚いたのが私自身昔お世話になった「早朝ラジオ体操」のスタンプ集め、これが今でも続いているということだ。小学生の低学年らしい男の子女の子が三々五々集まってくる。それでもラジオ体操の中心はリタイアした中高年が主体だ。この間歩いていたらラジオ体操帰りの人が「あのおばあさん、ラジオ体操皆勤賞だったのについに入院しちゃったのよ」など話していたから、良い井戸端会議の場所にもなっているのだろう。
スタンプ集めの小学生もずるい子もいて、ラジオ体操の最後あたりにチョコチョコとやってきてスタンプだけもらうものや、昨日も来たんだけどスタンプもらうの忘れたなどずうずうしく2個スタンプをもらう子などいて結構面白い。日本だけだろうなこんなラジオ体操が流行っているの。



ほとんどの日本人たぶん90%以上はラジオ体操第一の振り付けを知っているだろう。(多分)我が娘がクアラルンプール日本人学校に通っていたときも、日本人学校でラジオ体操第一をやっていた。日本民族と切っても切れない体操だろう。
こんな例は私が駐在したアジアには無い。ただ若干というかベトナムには有名なテレビ体操があり、結構な視聴率を誇っていたので、この音楽と体操の真似をするとどんな地方でも結構「芸」として受けた記憶がある。ただ、日本のラジオ体操とはちょっと違う気もする。国民の芯をなす体操とは言い切れない。ラジオ体操はまさに日本人の芯である。

小学校のとき、国家を歌うよりラジオ体操を聞く方が多かった。転校の多い私であったがラジオ体操だけはどこの学校でも同じ振り付けで、そこだけは迷わなかった。

ふっと思うと色々なところでこのラジオ体操にはお世話になっている。昔私の部下でマレーシアで一緒に働いた日本人が、ローカルのパーティーで日本のローカルダンスを踊ってくれと言われたことがあった。彼は盆踊りや阿波踊り、はてはヨサコイ祭りのダンスまで考えたそうだが、最終的にラジオ体操第一を踊ったそうだ。しかもこの体操、マレーシア人には新鮮に写ったようだ。
かつてマハティールが「ルック イースト」政策を取ったときにラジオ体操も取り入れようかと検討したといわれている。ただ結論は「マレーシアは暑すぎてこれほど長い時間体操させることができない」ということだった。
マレーシアはイスラムの国、女性の洋服見てもどうも体操に向いているとは決して思えない。正しい結論だったような気がする。





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