私の好きな世界の街角



第5回

by さかまり

 以前、私がほんの少しの間過ごしたことのあるアメリカ、カリフォルニアの砂漠地域の小さな町Phelan。ロサンゼルス国際空港から東はラスベガス方面に約2時間、車を走らせてたどり着く大自然。家と家との距離は500mはある田舎。犬や猫は勿論、豚や馬、ロバまでもペットとして飼われているのが常。
 「お宅の馬くんにもこれいかが?」
なんて、カゴ山盛りのキャロットをおすそ分けしたりして。道にはカルガモ親子が列を作り、道を横断することもあり、まるで絵本の中の世界。野うさぎを守る為、オオカミを追い払ったことも数知れず。
 でこぼこ道Cowberry St.には家が一件しかなく、大の牛好きなこの住人はSt.の名付け親でもある。この家はやや緩やかな丘の上にあり、この場所からPhelanの町が一望できる。地平線を見るのに邪魔をする建物がほとんどなく、高さ2m程のまるで大きなサボテンのようなJohsea treeが家の数以上に点在するのが目立つくらい。大空と大地とが溶け合うその際を目の当たりにして、あえて「素晴らしい」と。一方で、何も言葉もいらず、水を吸うスポンジのような感動でふくれ上がる心を確かめる瞬間は、そこでの夜景を見たときである。遠くにかすむVictor Billという街の灯りと、ナチュラルプラネタリウムとのコントラスト。一生かかっても数え切れないほどの数の星は、「星が見える」というよりも「それらに包み込まれている」と形容した方が適当。「日中はあんなに良い天気だったのに雲!?」と芸のない発想のかたわら、それは実は雲ではなくMilky way、つまり天の川である事実を知る。無数の小さい小さい星たちは長く、帯状に集まり、無知の私の前で、まるで白い雲のふりをして見せたりもした。milky wayはあまりにも堂々としていて、その周りをとりまく星たちの華麗なまたたきと向かい合った私の目には自然と涙があふれてしまう。
 今こうして目を閉じても、あの景色は心の中で鮮明に存在し、そしてあの場所は日常の目の前にある慌ただしい現実をゆっくりとらえさせてくれ、いつだってTake it easyと語りかけてくれる私の大親友でもあるのだ。





第4回

by ふじ子

 私にとって思い出深い街並みと言えばイギリスは中世からの学園都市ケンブリッジ。まず、私の驚いたことは「大学」というコンセプトの自国と英国にある違いですが、日本の大学は一部を除いて「◯◯大学××学部」・・のように学部が広範な地域に個別に散在していて他の学部生と顔を合わせることは非常に少ないですよね?ところが、ここケンブリッジでは校舎、キャンパス、宿舎(寮)までもを贅沢にも全て敷地内に納めた「カレッジ」と呼ばれるそれぞれの学部が、その小さい規模の街の中に幾つも存在し、そしてこれらの集合体を指していわゆるケンブリッジ大学、或いは狭義の意味でのケンブリッジと呼ばれています。
 朝起きると、目の前の図書館の建物に掛かっている大きな古時計が私をのぞき込み、中世の面立をした中庭(キャンパス)、英国スタイルのガーデンに咲き誇る花々は視覚と臭覚を刺激・・・。全身リフレッシュした感でお目覚め。朝食は創立者を始め歴代の顔ぶれの威厳のある肖像画の掛かった食堂で済ませます。授業が昼までない時は、近くのコーヒーハウスで(朝から)焼いたメレンゲに更にホイップクリームがトッピングに載ってくる(今現在したためながらも咽が鳴っている・・・!)アップルパイ!!!をよくつついていました・・。
 中世からの古い建築物がシックな感じで、時の流れを飲み込んだようにひっそりと、今も昔も人の往来や小川の流れを見つめているようです。そしてこの古い建物が見事なまでに自然との美しい調和をなしているのが印象的でした。青空の太陽が微笑むと足元の緑が風に仰がれ、天まで昇るようさわさわさわぁぁぁ・・っと吹きあがるのを見るのも好きでした。少し早く授業が終わった放課後には決まって校舎の前をぬって街へと流れる小川にパント(punt)の小舟を浮かべ、どこまでもどこまでも漕いでいったものです。
 それから、バー(bar)がやはり校舎の一角にあって、誕生日やパーティーにはここで学生達は(教授も一緒に!)カウンターで飲み物を注文したあと、(このご時勢になんとビートルズ・サウンドで)ダンスをしたり、ビリヤードをしたり、庭に出て酔いをさましたり、(危ないから絶対に行くなと留学生は言い聞かされていた)校舎からすぐ近くのディスコに行ってしまう人が出たり、気の向くままに自然解散スタイルの催し物がしょっちゅう行われていました。
 また、クラシック派の学生が教授の部屋に集って行うピアノやヴァイオリンの演奏会や、学問の同志が夜な夜な集まって真剣に討論することもしばしば目にしました。
打って変わってテストシーズンになると、一か月位前から図書館は混み合い競って徹夜して勉強している人の姿が見え始めるのも名物でした。
 いつもは熱心に学問に打ち込む学生の心と体の憩いの場になっているこの街・・・。誰かが決められた期間内に定められた予算の中で、設計図片手に自然も文明も容赦なくぶち込んだプロジェクト上がりの既製の街ではなく、自然的発生の過程の中で人と自然の心地よい風に熟成された街。遡れば日本にもこういう街が存在した時代もあったのになあと生まれくるより遙か昔を思わせるうらやましい限りの風情のある街並みでした。





第3回

by YOU

 L.A.が大好きです。まずL.A.に行ったらお買い物。人より大きめなサイズの私には、選り取りみどりに洋服や靴が選べるので毎回いろいろと買ってしまいます。ビバリーヒルズ、ロデオドライブなど高級ブティック街もいいのですが、手頃なショッピングモールをぶらついていると、なかなかの掘り出し物に出合えます。
 運動不足の私がヘトヘトになるくらい、3時間も歩き回ると口元が淋しくなってきて、もう服を見ていても、何を食べようか、頭の中でグルグルと考え始めてしまいます。といっても、食べたいものはいつも決まっているのですが.....。
 で、行くところは、「チーズケーキファクトリー」というレストランです。ケーキの中でもチーズケーキが大好きな私のためにあるようなレストランで、チーズケーキの種類が20〜30あって、1つ1つも大きく、げんこつくらいの生クリームが2つボ〜ン、ボ〜ンと乗っていて目で見て満足できるケーキです。もちろんここは、普通の食事もできます。これがまた大盛り。1皿2人分くらいの料理を食べた後、このケーキを食べるのが楽しみで、この時ばかりはダイエットを忘れてしまいます。さらに、次の日がまたオフだとおみやげに違うケーキを2つ買ってホテルの部屋で食べてしまいます。
 食べ終わると「あ〜、これでまた肥る〜」なんて思ってしまいますが、L.A.だと右を向いても左を向いても私より大きな太めな女性がたくさんいるので「まだ大丈夫」って自分に言い聞かせてしまいます。
 そう、そんな罪悪感を取り払ってくれる大きな街、L.A.が大好きです。



第2回

by NAO

 フライトで行く街と言っても日本の都市以外では、ロサンゼルスとロンドンだけなので皆さんに私が今まで行った場所の中で特にお気に入りの街を紹介したいと思います。
 それは、「ブルージュ」。ベルギーの首都ブリュッセルから車で約1時間程のところにあるこの街は、「天井のない美術館」と呼ばれるほど中世紀からまるで時間が止っているような、そんなのどかな街なのです。私は、昔から何故か長いドレスを着て髪を三編みにし、馬車に乗るような生活に変に憧れるところがあったので、ここブルージュは、私の思い描いていたイメージにぴったりだったのです。この街にいると自分がおとぎ話の主人公にでもなったかのような錯覚に陥ってしまうほど。......なんてちょっと大袈裟かも知れませんが、とにかく現実からちょっと離れてみたい人にはお薦めですね。
 街中にレース屋さんがあって、お店にはいると人のよさそうなおばさんが、陽気にレース編みをしていて、それを見ているだけでも心が和みます。(そのせいか、ついレースのテーブルクロスからレースの小物まで買ってきてしまったのですが!)
そして、外からは、パッカパッカと馬車を引く馬の足音がどこからともなく聞こえてくる。何となく街の様子をイメージしていただけたでしょうか? チャンスがあったら是非、ブルージュまで足を延ばしてみては?



第1回

by ユカ

 私達日本人クルーは、主にマレーシア〜日本4ケ所、マレーシア〜成田〜ロスアンジェルス、マレーシア〜ロンドン線を飛んでいますが、その中で私の好きな街は、ロスですね。
理由はただアメリカ人が好きで、街が明るく生活しやすいからかな!? どのレストランに行ってもボリュームのすごさに驚かされるし、私にぴったりの国アメリカです。私のようにCrazy about ジェットコースターの人には、"Magic Mountain"がお薦めです。LAXに行ったら是非行ってみてください。春から夏にかけてがBestです。くせになる事、間違いなし!!



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